教員の本
Conceptual Shifts and Contextualized Practices in Education for Glocal Interaction

James D'Angelo(国際英語学部教授)他著
言語学関連書籍出版において世界的に定評あるシンガポールのSpringer社より、「グローカル」教育について最先端の論考を集めた論集が出版された。英語教育や国際英語の枠組みから教育について実践的な考察がなされるとともに、その世界的意義について論じられている。ダンジェロ教授はあとがきを執筆し、各章で論じられた重要な問題点や共通点について総論を述べている。
Springer社。2017年12月1日刊。245頁。
カズオ・イシグロ読本―その深淵を暴く―

岩田 託子(国際英語学部教授)他著
2017年度ノーベル文学賞を受賞し注目を浴びる作家へのガイドブックで、コラムや図版を駆使し、多方面からのアプローチを試みている。長崎生まれで5歳の時に父の仕事の関係で渡英し、現在は英国籍の作家であるが、多くの日本人は受賞に親近感を持った。この機会に編纂された手引き中、「『日の名残り』のあとのイシグロと映像」を、2010年代の映画やTVドラマの原作者としてイシグロに出会ったかたに、文学世界へ誘うべく執筆している。
宝島社。2017年12月8日刊。167頁。本体1,393円+税
乾燥疎開林に謎のチンパンジーを探して-タンザニアあちこち大作戦-

小川 秀司(中京大学国際教養学部教授)著
東アフリカのタンザニアは、チンパンジー分布域の端に位置する。
ユニテ。2017年11月20日刊。349頁。本体2,500円+税
ゼロから学ぶ 改正・個人情報保護法

稲葉 一人(法務研究科教授・元判事・民事訴訟法担当) 著
2017年5月末に改正個人情報保護法が全面施行され、今回の改
本書では、改正個人情報保護法について、これまでは対象外であっ
税務研究会出版局。2017年10月第1版第1刷刊。64頁。本体500円+税
ソシオロジー選書4 -文化・階級・卓越化

トニー・ベネット 他著/森田 次朗(中京大学現代社会学部講師)・相澤 真一(中京大学現代社会学部准教授)他訳
「社会学の古典」であるピエール・ブルデューの『
なお、
https://nc.chukyo-u.ac.jp/
青弓社。2017年10月26日刊。556頁。本体6,000円+税
『武器としての会計思考力 会社の数字をどのように戦略に活用するか?』

矢部 謙介(経営学部教授) 著
経営コンサルタントとして様々な会社の立て直しに携わってきた筆者が、ビジネススクールでの教育経験を踏まえて、決算書を比例縮尺図に翻訳してビジネスモデルを読み解く方法、財務指標の使い方、粉飾などの見抜き方、戦略に合わせてKPI(業績評価指標)を設定・運用する方法などを、豊富な実例を交えて説明している。決算書の読み方からビジネスの現場において会計の数字を活用する方法までを学びたいビジネスパーソンに向けた、実戦的な解説書。
日本実業出版社。2017年11月1日刊。248頁。本体1,700円+税
The Routledge Handbook of English as a Lingua Franca

James D'Angelo(国際英語学部教授)他著
言語学における主要な出版社の一つである、Routledge社から出版されたThe Routledge Handbook of English as a Lingua Francaは近年急速に発展しつつある新しい学問分野(English as a Lingua Franca)に関する包括的な論集であり、国際的に活躍する第一線の研究者が主要な理論や、重要概念などについて知見を述べている。ダンジェロ氏は The Status of ELF in Japanの章を執筆。
Routledge社。2017年8月29日刊。620頁。
特別支援教育

杉江 修治(中京大学国際教養学部教授)・丸山 真名美 共編著
特別支援教育は今の日本で最も関心が高まってきている教育課題の一つである。2019年度に改定される教職科目でもこれが新たに導入されることが決まっている。本書は教職課程の学生向けに、特別支援教育の基本的理解を図ることをねらいとした。また、個別指導を中心としてきたこの教育の図式に、仲間と共に伸びる協同の要素を取り入れることを提言している。
一粒書房。2017年9月刊。96頁。本体900円+税
ホトトギスの俳人たち

中村 雅樹(国際教養学部教授)著
ホトトギスの俳人24人について書かれた短い評伝。これまで論じられることの少なかった俳人を取り上げ、資料に基づきながら、それぞれの句業の根底にあるものを浮き彫りにし、詠まれた俳句の特徴を明らかにしようとした。知られていない事実を明るみに出し、場合によっては通説の誤りを正すなど、充実した内容となっている。各俳人と虚子との関わりも興味深い。
本阿弥書店。2017年8月刊。334頁。本体3,200円+税
教師の協同を創る校内研修―チーム学校の核づくり

杉江 修治(中京大学国際教養学部教授・博士(教育心理学))・水谷 茂 編著
教師の資質向上のためのOJTが協調され始めてきている。本書は研修を積み上げて、個々の教師と学校を高めていくという研修文化そのものが貧弱な日本の学校の現状を鑑み、具体的な事例を提供したものである。同時に、学校の研究文化の在り方についても、本質的な提案をした。
ナカニシヤ出版。2017年7月刊。124頁。本体1,800円+税