教員の本

ケースブック・日本の居住貧困

ケースブック・日本の居住貧困

―子育て/高齢障がい者/難病患者―

岡本 祥浩(総合政策学部教授) 他編

経済的困窮が、注目されなかった居住貧困の一部をあぶりだした。拡大する居住貧困を前に日本の住宅システムの分析や政策論議も必要であるが、居住貧困の本質を見極め、実態に基づく議論が必要である。その意味から保健師の卵たちによる居住貧困の実態報告である本書の役割は大きい。「母子・子育て編」と「高齢障がい者・難病患者編」から構成されている。

藤原書店。2011年1月30日刊。267頁。本体2200円

日韓国交正常化問題資料

日韓国交正常化問題資料

基礎資料編・第I期―1945年~1953年―(全9巻)

浅野 豊美(国際教養学部教授) 他編著

日韓の間にくすぶり続ける請求権や領土等の問題を含む公文書が、1965年の国交正常化40年を契機に日韓両政府から近年公開された。これにアメリカの史料を合わせ、戦後史がようやく歴史としてかたられる時代が訪れようとしている。学術振興会による科学研究費基盤研究(A)の成果として、1945年から53年までの日韓会談関連史料が第I期分として刊行。
現代史料出版。2010年12月1日刊。4,700頁。本体252,000円
(画像はパンフレット)

歴史の桎梏を越えて

歴史の桎梏を越えて

20世紀日中関係への新視点

浅野 豊美(国際教養学部教授) 他著

東アジアにおける地域形成やグローバル化を考える際、近代史に付着した国民感情の衝突が「歴史の桎梏」として問題となる。本書は、実証研究を単に詳細に並べるのではなく、20世紀の日中関係と東アジアを全体としていかに理解するのかという事実の選択基準に係わる問題を意識し、歴史の解釈枠組みを打ち出した論文から構成されている
千倉書房。2010年9月23日刊。308頁。本体5,500円

学ぶ楽しさを実感できる授業の創造

学ぶ楽しさを実感できる授業の創造

協同教育実践資料13

杉江 修治(国際教養学部教授)監修

本書は、バズ学習をベースとした協同的な学びの追求を50年にわたって一貫して重ねてきた中学校の最近の新しい挑戦の集積である。

この学校では、すでに定着した協同の方法にふさわしい教材開発を重ね、生徒のより主体的な学びを促すことを実践の課題としてきた。

監修者は国際教養学部教授。泉中学校の実践づくりには約30年にわたってかかわってきた。
一粒書房。2011年1月25日刊。170頁。本体2,500円

自ら学び、心豊かで、たくましく生きる、実践力のある生徒の育成

自ら学び、心豊かで、たくましく生きる、実践力のある生徒の育成

協同教育実践資料12

杉江 修治(国際教養学部教授)監修

本書は、2009年度から10年度にかけて国府中学校が取り組んできた授業改善の事例を内容としている。ここではまた、授業改善と同時に、生徒の生活面の指導でも協同の原理を貫き、あわせて外部評価を地域との連携の装置として活用し、成果をあげた。

監修者は本学国際教養学部教授。2年間にわたり国府中学校の実践づくりへの助言を務めた。
一粒書房。2010年11月25日刊。131頁。本体2,500円

新しい公共を担う人びと

新しい公共を担う人びと
奥野 信宏(総合政策学部教授) 他著

新しい公共は、人口減少・高齢化の下で、安定感ある社会を構築する鍵になる。本書では、全国各地の豊富な実例を踏まえ、それらの分類や分析、人材や資金等の課題、国土づくりや街づくり等の政策面への反映、取り組みの実態を論じながら、筆者が数年前から政府で取り組んできた新しい公共の全体像を浮かび上がらせ、将来像を展望しようと試みている。
岩波書店。2010年8月25日刊。192頁。本体2,520円

教師力を高める教師の協同―犬山市授業研究会2009年度の成果―

教師力を高める教師の協同―犬山市授業研究会2009年度の成果―

協同教育実践資料11

杉江 修治(国際教養学部教授)他監修

本書は、2009年度の犬山市授業研究会に集う教師たちの、1年間の7つの研究的実践の成果をまとめたものである。
犬山市内14校から参加した教師たちは、学校を越えた研究交流を重ね、各校にその成果を還流させていく。地域をあげての教師力向上の試みとしても興味深い。
監修者は本学国際教養学部教授。犬山市授業研究会に2001年度から助言を行ってきた。
日本協同教育学会。2010年7月20日刊。196頁。本体2,625円

アジアと日本―検証・近代化の分岐点―

アジアと日本―検証・近代化の分岐点―

中京大学経営研究双書№32

寺岡 寛(経営学部教授) 著

著者の問題設定は、日本近代化の問題点と課題をアジアという視点からとらえ直している点にある。
現在の日本社会の抱える問題点を、日本とアジアとの関わりの近代化史から検証している点に着目したい。
具体的には、日本の政治学者、経済学者、社会学者や作家たちの「アジア論」などに子細に検討を加えている。
経営学部。2010年6月30日刊。205頁。

指導者論―リーダーの条件―

指導者論―リーダーの条件―

中京大学企業研究叢書第17号

寺岡 寛(経営学部教授) 著

わが国で「指導者」論が正面きって論じられたことは多くない。大学でも「指導者」論と冠された講座もさほど多いわけではない。
こうした中にあって、本書は経営学の視点から指導者のあり方とその条件を論じている。事例題材を映画作品にとっているユニークな構成となっている。
企業研究所。2010年5月1日刊。244頁。

Reading Contemporary America

Reading Contemporary America

-15 Critical Views of Culture and Society (問題意識を持って読むアメリカ15のトピック)-

クリストファー・J・アームストロング(国際英語学部教授)、板倉厳一郎 (国際教養学部准教授) 他著

アメリカの映画、ドキュメンタリー番組、あるいは政治家や著名人の発言が、社会的・政治的にどのような意味を持つかという問題を平易な英語で解説した語学教材。専門研究に裏打ちされた内容の密度の濃さ、あるいは政治からポップカルチャーに至る詳細な注において従来の英語教材と一線を画すと同時に、TOEFL iBTのフォーマットに準拠した読解問題など、プラクティカルな英語能力向上にも役立つ。
松柏社。2010年4月1日刊。95頁。本体2,205円