教員の本

現代経営論

現代経営論

―中小企業経営の視点を探る―

小川 英次(学術顧問)著

トヨタグループの活動を長年観察してきた著者が、成長・進化の姿を経営プロセス・モデルにまとめ、そこから中小企業の経営に資するノーハウを導き出そうと試みた研究と提案の書である。
モデルは信頼をベースに変化―連携―統合―バランスと連なり、信頼へ回帰するものとし、モデルを基礎に、中小企業の持続・繁栄を確保する課題を論じている。
中央経済社。2009年3月20日刊。270頁。本体3,000円。

ひざ・腰・肩が楽になる一生健康7秒体操

ひざ・腰・肩が楽になる一生健康7秒体操
湯浅 景元(体育学部教授)著

ある運動には、それに固有の効果しかない。したがって幅広く運動の効果を得るためには、ウォーキングだけというような偏った運動習慣では効果は期待できない。少なくともウォーキング、筋トレ、ストレッチングを組み合わせて運動を行う習慣をつけることが重要である。本書では、これらの3つの運動を手軽に行うための方法について紹介している。
角川SSコミュニケーションズ。2009年3月15日刊。112頁。本体1,000円

環境、貿易と国際労働移動

環境、貿易と国際労働移動

中京大学経済学研究叢書第17輯

近藤 健児(経済学部教授)著

環境問題、少子化、貿易協定などを考慮した国際労働移動の理論分析により、労働受入国のための最適政策を探求する。第1部では越境汚染と国際労働移動の関連を研究し、第2部では経済連携協定(EPA)の少子化や環境汚染に対する有効性を分析し、第3部では効率賃金と失業、労働組合、繰り返し労働移動を組み込んだモデルを展開している。
中京大学経済学部。2009年3月10日刊。184頁。

地域社会と協働するコミュニティ・バンク

地域社会と協働するコミュニティ・バンク

―米国のコミュニティ銀行・クレジットユニオンとNPO―

由里 宗之(総合政策学部教授)著

本書は約5年間にわたる米国取材に基づき、米国のコミュニティ・バンクの実相を、地域社会との関わり合いに重点を置きつつ描出している。
わが国の地域金融に関わる諸情勢や政策論議を念頭に、「米国のコミュニティ・バンク、それを取り巻く地域社会(の諸組織)、さらには監督当局の姿勢から何を学びうるか」という実践的視点が、本書の基調となっている。
ミネルヴァ書房。2009年3月1日刊。491頁。本体6,500円。

Fundamentals of Three-Dimensional Digital Image Processing

Fundamentals of Three-Dimensional Digital Image Processing

(3次元ディジタル画像処理)

鳥脇 純一郎(生命システム工学部教授)他著

本書は、3D画像のディジタル幾何学と計算機による自動分類、認識のためのアルゴリズムに関する基礎理論を詳述している。著者の30年余りの研究成果をまとめたもので、著者のライフワークとも言える。3D画像は計算機断層像(CT像)やMRIなどの医用画像の中心で、がんの診断などのため医学において多用され、実際の画像処理においても意義が大きい。
Springer。2009年。272頁。$89.95

刑事法の基礎

刑事法の基礎
平川 宗信(法学部教授)著

刑法・刑訴法・少年法等の刑事法全体の根底にある理念・原理・原則を、その歴史・国際比較・思想等を踏まえ、独自の主体性論と「憲法的刑事法学」の理念に立脚して体系的に解説した概説書。法学部の「刑事法入門」のテキストや、初学者・既習者・法科大学院生等が解釈論をより深く理解するための参考書として好適である。
有斐閣。2008年12月25日刊。334頁。本体2,800円。

危ない食卓―十九世紀イギリス文学にみる食と毒

危ない食卓―十九世紀イギリス文学にみる食と毒
岩田 託子(国際英語学部)・武井 暁子(国際教養学部)他著

食卓に危険が潜むのは今に始まったことではない。世界に先がけ産業革命と都市化が直撃した19世紀英国の飲食面の問題を論じ、特に食品偽装・アルコール依存・摂食障害・菜食主義を文学に探っている。
国際英語学部教授岩田託子が禁酒運動の観点から、また、国際教養学部教授武井暁子が拒食症の観点から、それぞれ論考と翻訳資料を寄せている。
新人物往来社。2008年12月10日刊。300頁。本体2,000円。

画像情報処理(Ⅱ)―表示・グラフィックス編―

画像情報処理(Ⅱ)―表示・グラフィックス編―
鳥脇 純一郎(生命システム工学部教授)編著

画像情報処理の中でコンピュータグラフィクスと可視化の考え方と基本的手法をわかりやすく系統的に解説した。医用画像への応用に重点を置き、ボリュームレンダリング、立体視、インタラクティブ処理を詳しく述べ、また、手術シミュレーション、ナビゲーション診断なども実例と共に解説した。先に出版した画像情報処理(Ⅰ)解析・認識編の続編である。(鳥脇)
コロナ社。2008年11月10日刊。143頁。本体3,000円。

環境民俗学

環境民俗学

新しいフィールド学へ

川田 牧人(現代社会学部教授)他編著

グローバルな今日的課題である環境問題は、我々の日常生活からのまなざしや現場の発想なしには解決できない。
本書は、人と自然の相互関係をめぐって、社会学・文化人類学・民俗学の三者が新たなフィールド学を構想するものである。「知識」、「資源」、「言葉」という三点からのアプローチによって、現代社会における生活向上への視座を拓いている。
昭和堂。2008年11月10日刊。321頁。本体2,600円。

市民学の挑戦

市民学の挑戦

支えあう市民の公共空間を求めて

小木曽洋司、西山 哲郎、成 元哲(同准教授)編著

現代社会学部の教員9人が編集、執筆の中心となって刊行した。同学部は1986年に社会学部として開設。現学部に改組される2年前の2005年、開設20周年記念行事の柱として市民学プロジェクトを開始した。新自由主義のはびこる現在、再び「市民」が社会の鍵概念になったとして、研究会やシンポジウムを重ね、今回1冊の書籍にまとめた。本の帯に「市民の新たな可能性を模索する」と記している。
梓出版社。2008年10月20日刊。346頁。本体2,800円。