教員の本
Applied Developmental Psychology: Theory, Practice, and Research from Japan

杉江 修治(教養部教授)他著
本書は、日本の発達心理学の近年の展開、すなわち、その研究関心の現実的場面への広がりと共に、方法的にも、質的研究、観察研究、縦断的研究へと変化してきていることを踏まえて、現代的トピックスを扱った16の日本の実証研究を紹介したものである。珠算教育と算数学習への動機づけに関する縦断的研究を、本書の編者David Shwalb氏らと共同して担当した。
Information Age Publishing刊。353頁。価格 ペーパーバック、34ドル95セント、ハードカバー、69ドル95セント。
客観訴訟の法理

山岸 敬子(法科大学院教授)著
本書は、「客観訴訟に関する包括的研究」(塩野宏『行政法Ⅱ』)である。主観訴訟が私益の救済を図るのに対し、客観訴訟は公益を保護する。
本書は、「法曹」653号の紹介によれば、環境・消費者等の問題をめぐる「近時の議論において重要な視点を提供するものであり」、「将来に向けてますますその価値を増すのであろう注目すべき一書である」。
勁草書房。2004年12月15日刊。272頁。本体価格3,400円。