教員の本

近代日本の自画像―作家たちの社会認識―

近代日本の自画像―作家たちの社会認識―

中京大学経営研究双書No.30

寺岡 寛(経営学部教授)著

近代社会としての日本社会を、作家たちはどのように描いてきたのだろうか。20人の作家たちをとり上げ、彼らの社会認識を紹介している。本書では作家の範囲を広くとらえている。小説家や文芸評論家だけでなく、経済評論家や経済学者も含まれる。そうした作家たちの近代日本の自画像を通して、日本社会の今後のあるべき姿を探っている。
経営学部。2009年8月15日刊。293頁。

文化資本としてのエスニシティ

文化資本としてのエスニシティ

シンガポールにおける文化的アイデンティティの模索

奥村 みさ(国際英語学部教授)著

シンガポール多民族都市国家は現在、国家存続の重要課題の一つとして文化的アイデンティティの創出に苦闘している。本書はその取り組みとしての言語・文化政策に焦点を当て、その政策の影響を主観的エスニシティ認知からナショナル・アイデンティティの形成まで、一次資料、若者への意識調査や伝統的文化遺産などの豊富なデータと事例をもとに論じている。
国際書院。2009年8月9日刊。346頁。本体5,400円

フラメンコのすべて

フラメンコのすべて
有本 紀明(国際教養学部教授)著

フラメンコは、スペイン南部のアンダルシアを舞台に、様々な民族と文化の混血、共生、出会いを繰り返した歴史の美しい結実である。このカンテ(歌)とバイレ(踊り)とトケ(ギター)からなる稀有の芸術に決定的な形を与えたのがロマである。本書は著者自らの体験と、昨今進展著しい「フラメンコ学」の成果を踏まえ、フラメンコの全貌を明らかにする。
講談社。2009年8月3日刊。368頁。本体2,600円。

<東海>を読む

<東海>を読む

近代空間ト ポ ス

日本近代文学界東海支部編

酒井 敏(文学部教授)編集長
この地域で活躍する近代文学・文化研究者25人の論文とコラムからなる斬新な論集である。東海地方ゆかりの作家や作品を俎上に乗せ、そこに生成した文学空間を読み解く。新たな方法・問題意識を模索し、「ご当地ソング」に終わらない画期的な成果を上げた。詳細な索引も貴重。
酒井教授が編集長を務め、講師・OBなど多数の本学関係者も寄稿している。
風媒社。2009年6月30日刊。352頁。本体3,800円

シンガポール都市論

シンガポール都市論
奥村 みさ(国際英語学部教授)他著

本書は都市国家シンガポールの特徴を、言語・宗教・教育・政治・経済、日本との関係などの分野から包括的に浮き彫りにしている。執筆陣にはシンガポールと日本両国の研究者が顔を揃えていることも特筆すべきであろう。奥村国際英語学部教授はシンガポールの二言語政策が若者の宗教選択に及ぼす影響を現地での調査を踏まえ論じており、中秋節についてもコラムを寄せている。
勉誠出版。2009年6月30日刊。207頁。本体2,000円

運動とスポーツの生理学 改訂2版

運動とスポーツの生理学 改訂2版
北川 薫(学長・体育学部教授)著

初版は2000年の発刊である。本書は基礎的な内容に終始し、1セメスターの授業で展開できるように構成してある。今回の改訂に当たっての着目点の第一は文章表現も含めて、より分かり易くした事である。第二は初版に若干の削除と追加をした事である。運動やスポーツを専攻する学生にとって必要にして十分な内容で、分かり易い教科書を意図している。
市村出版。2009年5月2日刊。117頁。本体2,300円

日本経済・絶望の先にある希望

日本経済・絶望の先にある希望

「大デフレ」「悪性インフレ」を超えて

水谷 研治(学術顧問)著

日本経済は本来あるべき水準へと大きく下降していくと予想される。長年にわたり目先の景気振興を目指し、国が莫大な借金を積み重ねたためである。わが国が借金地獄に陥るのを避けるためには国民が大きな犠牲を払う必要がある。それを覚悟して問題を解決すれば、私たちは再び希望を持つことができるようになる。警鐘を鳴らし、国民の決意を促す書である。
PHP研究所。2009年4月6日刊。217頁。本体1,400円。

循環・内分泌系代謝機能と関連疾患予防の健康医科学

循環・内分泌系代謝機能と関連疾患予防の健康医科学
鷲見 勝博、安藤 好郎(国際教養学部教授)編著

日常生活に起因する疾病の予防と改善にはスポーツや運動の習慣化が効果的である。本書は、生活習慣が循環・内分泌系代謝機能に及ぼす影響について検証し、脂質異常症、糖尿病、骨粗鬆症などの疾患やメタボリックシンドロームの発症に至る原因と経緯を解説している。疾病予防に有効なスポーツや運動実践の取組み方を知るためのテキストとしても利用できる。
日新出版。2009年4月1日刊。156頁。本体2,857円。

交通安全の経済分析

交通安全の経済分析

中京大学経済学部付属経済研究所研究叢書・第15輯

鈴木 崇児(経済学部教授)他編著

交通事故は、被害者、加害者を問わず、我々国民の生活に甚大な影響を与える脅威である。本書では、この問題に対して工学的に交通事故現象を記述し、経済評価に基づいて効率的な交通安全対策を検討する方法論が採られており、交通事故現象の理解と交通安全対策の効果の予測および評価を政策実施における普遍的なプロセスとして理論的に検討している。
中京大学経済学部付属経済研究所。2009年3月31日刊。143頁。

トヨタの労使関係

トヨタの労使関係
猿田 正機(経営学部教授)編著

アメリカ金融不況の影響は日本の自動車産業を直撃し、トヨタの赤字への転落という、いわゆる「トヨタ・ショック」は世界を驚かせた。また、トヨタなどのいち早い、非正規労働者の「雇い止め」「派遣切り」は社会的に大きな不安を引き起こしている。本書は、トヨタ生産システムを一方で支えるトヨタの最近の労使関係に焦点を当て、その変化を明らかにしている。
税務経理協会。2009年3月25日刊。295頁。本体4,700円