教員の本

教師教育テキストシリーズ3

教師教育テキストシリーズ3

教育史

小峰総一郎(国際教養学部教授)他著

西洋・日本を一冊に収めた「教育史」テキストで、小峰国際教養学部教授は「ドイツの新教育」を担当。従来あまり知られていないベルリンの「生活協同体学校」やシャルフェンベルク島学校農園、ノイケルンの実科ギムナジウムの新教育実践を掘り起こし、それらが、自然や文化に対して能動的に立ち向かう<人格>の育成を目指した点に現代的意義を見る。
学文社。2009年10月15日刊。238頁。本体2,200円。

社債権者保護の法理

社債権者保護の法理
森 まどか(法学部准教授)著

本書は、「社債権者は常に保護されなければならない」などという主張をするものではない。社債権者と株主の利害調整が企業価値最大化につながることを前提として、社債権者保護の必要性を含めそのあり方を考察するものである。こうした大局的視点に立つことで、従来認識されなかった諸制度の意義と問題点が自ずから浮き上がってくるはずである。
中央経済社。2009年9月30日刊。251頁。本体4,600円

絶対うまくなる! バレーボール

絶対うまくなる! バレーボール
青山 繁(男子バレーボール部コーチ)監修

バレーボールをするうえで、最も大切なもの。それが基礎である。サーブ、パス、スパイク、ブロック。誰もが知っているプレーの根本、オーバーパスは目の前におにぎりのような三角形をつくって――。当たり前のことが、この本では丁寧に綴られている。すべての、バレーボールを愛する人たちに伝えたい、最もベーシックな指導教本である。
主婦の友社。2009年9月30日刊。159頁。本体1,500円。

和でエクササイズ

和でエクササイズ
湯浅 景元(体育学部教授)著

日本人が行ってきた健康づくりの運動は、海外から輸入されたものが主流であった。たとえば、ウォーキング、ストレッチング、ピラティスなどである。しかし、日本で古くから伝えられている武道、芸能、作法の動作には、健康づくりに役立つ情報が数多く含まれている。本書では、それらの中から代表的な動作を取り上げて、理論と実践について紹介している。
岩波書店。2009年9月9日刊。106頁。本体1,200円。

授業を変える研究的実践の文化の中で

授業を変える研究的実践の文化の中で

協同教育実践資料11

杉江 修治(国際教養学部教授)他監修

本書は、2001年度から継続的に犬山市で開催されている、学校を越えた教師の実践的研究交流の場で生まれた成果をまとめたものである。協同学習の原理を基盤に据えて、多様な教科・教材について教師たちは仮説―検証の形で実証的に検討し、より良い授業づくりを重ねてきた。
監修者は、犬山市授業研究会に当初から助言を行ってきた。
日本協同教育学会。2009年8月25日刊。175頁。本体2,381円。

近代日本の自画像―作家たちの社会認識―

近代日本の自画像―作家たちの社会認識―

中京大学経営研究双書No.30

寺岡 寛(経営学部教授)著

近代社会としての日本社会を、作家たちはどのように描いてきたのだろうか。20人の作家たちをとり上げ、彼らの社会認識を紹介している。本書では作家の範囲を広くとらえている。小説家や文芸評論家だけでなく、経済評論家や経済学者も含まれる。そうした作家たちの近代日本の自画像を通して、日本社会の今後のあるべき姿を探っている。
経営学部。2009年8月15日刊。293頁。

文化資本としてのエスニシティ

文化資本としてのエスニシティ

シンガポールにおける文化的アイデンティティの模索

奥村 みさ(国際英語学部教授)著

シンガポール多民族都市国家は現在、国家存続の重要課題の一つとして文化的アイデンティティの創出に苦闘している。本書はその取り組みとしての言語・文化政策に焦点を当て、その政策の影響を主観的エスニシティ認知からナショナル・アイデンティティの形成まで、一次資料、若者への意識調査や伝統的文化遺産などの豊富なデータと事例をもとに論じている。
国際書院。2009年8月9日刊。346頁。本体5,400円

フラメンコのすべて

フラメンコのすべて
有本 紀明(国際教養学部教授)著

フラメンコは、スペイン南部のアンダルシアを舞台に、様々な民族と文化の混血、共生、出会いを繰り返した歴史の美しい結実である。このカンテ(歌)とバイレ(踊り)とトケ(ギター)からなる稀有の芸術に決定的な形を与えたのがロマである。本書は著者自らの体験と、昨今進展著しい「フラメンコ学」の成果を踏まえ、フラメンコの全貌を明らかにする。
講談社。2009年8月3日刊。368頁。本体2,600円。

<東海>を読む

<東海>を読む

近代空間ト ポ ス

日本近代文学界東海支部編

酒井 敏(文学部教授)編集長
この地域で活躍する近代文学・文化研究者25人の論文とコラムからなる斬新な論集である。東海地方ゆかりの作家や作品を俎上に乗せ、そこに生成した文学空間を読み解く。新たな方法・問題意識を模索し、「ご当地ソング」に終わらない画期的な成果を上げた。詳細な索引も貴重。
酒井教授が編集長を務め、講師・OBなど多数の本学関係者も寄稿している。
風媒社。2009年6月30日刊。352頁。本体3,800円

シンガポール都市論

シンガポール都市論
奥村 みさ(国際英語学部教授)他著

本書は都市国家シンガポールの特徴を、言語・宗教・教育・政治・経済、日本との関係などの分野から包括的に浮き彫りにしている。執筆陣にはシンガポールと日本両国の研究者が顔を揃えていることも特筆すべきであろう。奥村国際英語学部教授はシンガポールの二言語政策が若者の宗教選択に及ぼす影響を現地での調査を踏まえ論じており、中秋節についてもコラムを寄せている。
勉誠出版。2009年6月30日刊。207頁。本体2,000円