スポーツ科学部 重松教授 新技術説明会で研究発表
国立研究開発法人科学技術振興機構主催の新技術説明会が、9月13日、オンラインで開催され、本学スポーツ科学部の重松良祐教授が研究知見を発表しました。
この説明会は、大学などの公的研究機関から生まれた研究成果(特許)の実用化(技術移転)を目的に、新技術や産学連携に関心のある企業関係者に向けて、研究者が直接プレゼンテーションするものであり、本学のほか、上智大学、中央大学、東洋大学から合わせて6人の教員が参加しました。
今回、重松教授は、企業関係者に対し「靴裏摩耗状況による歩行走行の運動機能評価技術の紹介」と題した内容を発表し企業関係者に対し、アウターソールに摩耗情報を取得するための後付け層を設けることにより簡便に摩耗情報を収集し、特徴分析した結果を即時にフィードバックするシステムを提供することで、足の動作特徴を認識し、改善を促すことができると提案しました。
近年、歩行・走行動作の改善や転倒予防等のため、足の動作情報活用の重要性が増しています。足の動作情報の取得はインソール型センサが主流となっていますが、重松教授はアウターソールの摩耗情報に着目して研究を重ね、摩耗状態の特徴とアスリートの競技レベルや傷害実態に関係性があることを確認しました。 |
■新技術説明会HP(国立研究開発法人科学技術振興機構)
https://shingi.jst.go.jp/list/list_2022/2022_toyo-sophia-chuo.html