スポーツ科学部の廣野哲也(日本学術振興会特別研究員PD)を代表者とする研究課題が戸部眞紀財団の研究助成に採択

 スポーツ科学部に所属する日本学術振興会特別研究員PDの廣野哲也さんの研究課題が、公益財団法人戸部眞紀財団の研究助成に採択されました。

 戸部眞紀財団は、日本国内の大学、及び同等の研究機関における、化学、食品科学、芸術学/デザイン学、体育学/スポーツ科学、経営学の分野の研究に対して、助成金を給付することにより、将来に有為なる人材を育成することを目的とした公益財団法人です。

 廣野さんの採択課題名は「高密度表面筋電図を用いたストレッチング後の筋発揮パターンの解明」、スポーツ科学部の渡邊航平教授および奥平柾道特任助教との共同研究です。

 この研究課題では、ストレッチングがその後の運動時の筋肉の活動パターンを変化させることに着目し、その特徴を筋肉の活動を制御している運動神経の観点から明らかにすることを目的としています。

 理学療法士でもある廣野さんは「準備運動や整理運動などとして用いられてきたストレッチングについて、その神経生理学的な特徴を明確にすることで、運動療法やリハビリテーションへの新たな応用を考えている」と話しています。渡邊教授も、「この研究で得られる知見は、アスリートや高齢者における効率的なトレーニング方法の考案にも繋がる」と、その研究成果に大きな期待を寄せています。

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予備実験を行う廣野さん

公益財団法人 戸部眞紀財団
採択課題名:高密度表面筋電図を用いたストレッチング後の筋発揮パターンの解明
研究代表者:廣野 哲也、共同研究者:奥平柾道、渡邊 航平
https://tobe-maki.or.jp/grant/

中京大学 スポーツ科学部 渡邊航平研究室 ホームページ
http://kwatanabe.net/index.html

2022/07/11

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