「テック・ビジネス・アクセラレータSUITCH」に工学部瀧教授が参加 技術シーズを活用して産官学連携を目指す

 工学部の瀧剛志教授が参加する「テック・ビジネス・アクセラレータSUITCH(スイッチ)」が公益財団法人大阪産業局の主催で始まりました。

 SUITCHは大学の技術シーズを活用してビジネス開発を行うアクセラレーション・プログラムで、初回の10月31日にはシーズ発表・アイデアソンがオンラインで行われ、瀧教授が「スポーツにおけるチームワーク分析のための特徴量とその応用技術」について発表しました。トラッキングデータ(2次元の時系列座標)を基に、今いる場所から他の誰よりも早く到達できるところまでを領域として、それが時間経過によって変化する勢力範囲を可視化する「優勢領域」、また人の移動能力を測る方法として「加速度パターン」について説明し、チームワークまたは個人の技術を定量化するための技術とその応用例について紹介しました。

HP瀧先生発表②.jpg HP(編集)瀧先生発表③.jpg

 プログラムでは、瀧教授の研究を含む5件の大学の技術シーズをもとに、起業を目指す経営人材候補約15人がビジネスアイデアを考えるアイデアソン(特定のテーマについてグループ単位でアイデアを出し合うイベント)が行われます。今後、参加者は2022年3月5日の最終発表(デモデイ)に向けて、考えたアイデアをもとにワークショップ、座学を通じてビジネスモデル構築に取り組み、開発や事業化を目指していきます。

2021/12/14

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