経営学部井関紗代助教 日本認知心理学会優秀発表賞を受賞

 中京大学経営学部の井関紗代助教と名古屋大学大学院情報学研究科の北神慎司准教授が、日本認知心理学会第17回大会において、優秀発表賞(新規性部門)を受賞し、3月4日に授賞式が行われた。

 発表題目は、「カスタマイズ商品に高額を支払うのはどんな人?-コントロール欲求が支払意思額に及ぼす影響の検討-」であった。

 本研究は、近年、急速に市場を拡大しているカスタマイズ商品に着目し、コントロール欲求の個人差がカスタマイズ商品に対する支払意思額に及ぼす影響を検討したものである。その結果、カスタマイズ商品に対して、コントロール欲求の高い人は、低い人に比べて支払意思額が高くなること、さらに、コントロール欲求が高い人は、商品に対するコントロール感が促進されればされるほど、支払意思額が高くなる一方で、コントロール欲求が低い人は、コントロール感の促進の有無にかかわらず、支払意思額に差は生じないことが明らかにされた。

 これらの知見自体が新規であると同時に、マーケティングという応用分野に有益な示唆を与えるものであることから、新規性評価部門において優秀賞に値する研究であると判断され、受賞に至った。

HPIMG-7096.jpg

2021/03/11

  • 記事を共有