教養教育研究院・渡邊航平教授の研究チームが日本学術振興会の二国間交流事業(共同研究)に採択

 教養教育研究院の渡邊航平教授の研究チームは、南アフリカ共和国・ケープタウン大学(研究代表者 Dr. Yumna Albertus)の研究チームと共に日本学術振興会の二国間交流事業(共同研究)に採択された。

 二国間交流事業は、個々の研究者交流を発展させた二国間の研究チームの持続的ネットワーク形成を目指しており、日本の大学等の優れた研究者が相手国の研究者と協力して行う共同研究の実施に要する経費を2年にわたって支援される。本事業は相手国側でも審査が行われ、採択されると、両国の政府からそれぞれ研究費が支給される。

 日本側の研究チームは渡邊航平教授を代表とし、教養教育研究院の吉子彰人助教、功刀峻特任助教、国立長寿医療研究センターの加藤健治研究員で構成される。研究テーマは、「多チャンネル表面筋電図を用いた脳梗塞および脊髄損傷患者における動作パターンの評価」であり、渡邊研究室で構築されてきた筋肉の活動を記録する先進的な技術を用いて、南アフリカの医療機関などで、脳梗塞および脊髄損傷患者の歩行などの分析やリハビリテーションの評価を行うプロジェクトである。特に、本事業は、若手研究者の育成に資する事業を採択の条件の1つに挙げている。

 渡邊教授は、「非常に社会的要請の強い研究課題を他国の研究者と共有して実施できることに感謝しています。物理的な往来は少し先になると思いますが、研究チームの若手研究者をはじめ、研究室の学生たちが、相手国の研究者や学生と交流する機会を提供できることも楽しみです」と述べている。

■中京大学 教養教育研究院 渡邊航平研究室 ホームページ
 http://kwatanabe.net/index.html

2021/02/17

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