JST新技術説明会に中京大学が初参加  国際教養学部渡邊准教授が発表

 JST(国立研究開発法人 科学技術振興機構)新技術説明会が9月12日、JST東京本部別館で行われ、国際教養学部の渡邊航平准教授が自身の研究について発表した。

 新技術説明会は、大学や国立研究開発法人などの研究成果(特許)を実用化(技術移転)させることを目的にJSTが開発する特許技術の説明会。新技術や産学連携に興味のある企業関係者に向けて研究者や発明者自らが直接説明し、産と学をマッチングへと導く。

 中京大学は、研究力と外部研究資金確保を強化する施策の一つとして、「ライフサイエンス」分野で中央大学、東洋大学、上智大学の合同開催に初めて参加した。

 各大学から1~2件の発表が行われ、中京大学は渡邊准教授が「多チャンネル表面筋電図法を用いた"筋疲労"の定量化と可視化」と題し発表した。SMK株式会社(本社:東京)との共同研究から生まれた発明「疲労センサー」と渡邊准教授の研究内容全般を紹介し、これから産学連携が可能な企業を募った。当日は110人を超える企業関係者が来場し、渡邊准教授は14社と個別に名刺交換、その後3社と個別面談を行った。これから研究支援課を中心に各社へのフォローを行う。

 研究支援課担当者は「今後もこのようなイベントに積極的に参加し外部発信することにより、本学アピールと同時に研究力の強化を図っていきたい」と話した。

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「筋疲労センサー」について説明する渡邊准教授

2019/09/19

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