情報理工学部情報システム工学科の松本健一さんが国際会議IWAIT2016でBest Paper Awardを受賞
情報理工学部の佐藤さん、工学部目加田教授、高妻准教授との共同研究で

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受賞を喜ぶ(後列左から)目加田教授、高妻准教授
(前列左から)佐藤さん、松本さん、道満講師 

 情報理工学部情報システム工学科4年生の松本健一さんが、1月6日から8日にかけて韓国・釜山で開催されたInternational Workshop on Advanced Image Technology 2016(IWAIT 2016)で研究発表を行い、Best Paper Awardを受賞した。本賞は、IWAIT2016に投稿され査読を通過した172本の論文のうち、口頭発表を行った66件の中から数件に対して与えられた。

 松本さんは、工学部情報工学科の道満恵介講師の研究室学生で、受賞した研究は佐藤秀樹さん(情報理工学部情報システム工学科4年生)、目加田慶人教授(工学部情報工学科)、高妻真次郎准教授(国際教養学部)との共同研究。この研究は、2015年度より日本学術振興会科学研究助成事業挑戦的萌芽研究として採択されている。

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発表をする松本さん

 松本さんの研究タイトルは「Landmark-based Detection of the Overlapping Region between Astronomical Images」で、天体画像間の重なり領域を自動で検出する技術を開発した。異なる時期に撮影された天体画像間の重なり領域の差分解析をすることは、変光星や新天体の発見に繋がるという。今回発表した技術は、各天体画像から天体群の画像特徴や幾何特徴を抽出し、それらの類似度を計算することにより、天体画像間の重なり領域を自動検出するもの。

 【道満恵介講師の談話】

 松本さんは2015年3月にもDIA2015という国内学会で発表をしていたが、そこではポスター発表だった。今回、初めての国際会議で、初めての口頭発表ということで、1カ月以上前から発表練習をしたことで、本番当日も落ち着いて発表でき、受賞につながったのではないか。この経験を社会に出ても活かしてもらいたい。

2016/01/14

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