SSH指定の刈谷高校生が人工知能高等研究所で
人との違いや応用度など「人工知能」学ぶ
愛知県刈谷高校2年生4人のグループが9月26日、中京大学人工知能高等研究所を訪れ、「人工知能」をテーマに話を聞いた。輿水大和研究所長、伊藤秀昭所員(いずれも工学部教授)が質問に答えた。刈谷高校は文部科学省からSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定を受けており、SSH教育の一環として、グループごとにテーマを決めて課題研究に取り組んでいる。
生徒らは、「人工知能の開発及び現時点での社会への応用度を教えてください」「人工知能はどこまで人間に近づきますか」などと質問。輿水教授と伊藤教授は、東京大学合格を目指すロボット「東ロボくん」やアンドロイドを例に挙げながら、「人工知能が人として認められるには、質問を重ねていった時にいかに人間らしい答えが出せるかというところではないか」などと説明した。機械が知的かどうかを判定するチューリングテストや、人と人工知能の違い、工学においてのAIについても話が膨らみ、生徒らは熱心に聞いていた。
調査結果は刈谷高校で来年、ポスターやレポートとして発表されるという。