工学部の清水優准教授が「めいとう防災フェスタ」で展示
小型レスキューロボットの解説と動態デモ、ロボット操縦体験

 11月8日土曜日に名東区役所で開かれた「めいとう防災フェスタ」で、本学工学部清水優准教授がレスキューロボットの解説と動態デモ、ロボット操縦体験による展示を行った。

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 解説する清水准教授

 レスキューロボットの解説は、ビジュアルなスライドや動画によって初心者にもわかりやすい内容であった。聴講者は、レスキューロボットの活動シーンの写真や、現状のレスキューロボットの問題点に関心を示した。また、将来は携帯電話もアプリでレスキューロボットと同等のレスキュー用情報収集センサの役割を担えるという解説では、レスキューロボットを身近に感じたようだった。

 実機レスキューロボットによるデモンストレーションでは、小型のレスキューロボットでも脚の動かし方で障害物を乗り越える様にどよめきがあがった。聴講者は、レスキューロボットと瓦礫が置かれた場所を囲むように間近で見学でき、興味深そうに様々な角度から動き回るロボットを観察していた。 今回は2台の小型レスキューロボットによるデモが行われた。1台は四脚移動型の小型レスキューロボット、もう1台は四脚の先端がクローラになっていてクローラの向きを路面状況に合わせて、自在に変えられる工夫を施したクローラ型小型レスキューロボットであった。特に小型レスキューロボットの動きは、前後の四肢を交互に繰り出して一歩ずつ瓦礫の上を進む最適化されたモーション(清水准教授談)であるのに対して、ユーモラスで可愛らしい印象を聴講者に与える。見学していた大人や子どもからは、「かわいい」という声が多く聞かれた。

 動態展示で大人と子どもの興味を引き出したレスキューロボットは、ロボット操縦体験では20人ほどの子どもの待ち行列を作った。一人数分間の操縦体験の間に、子どもは操縦に直ぐ慣れ、順番を変わるとき、操縦していた子どもが待っている子どもに操縦を教える場面も見られた。

 聴講者は、見学や操縦体験を通して、レスキューロボットの本質を理解したようだった。

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 ロボット操縦体験
                      (写真提供:名湯区役所 足立保之様)

2014/12/01

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