大家利之・体育学研究科助手が日本体育学会第64回大会若手研究奨励賞
発表演題「サッカーのリフティング訓練による脳灰白質の局所的変化」

大家利之助手(左)と荒牧勇准教授
大家利之助手(左)と荒牧勇准教授

 体育学研究科の大家利之助手が、日本体育学会第64回大会(立命館大学びわこくさつキャンパス、2013年8月28~30日)において、若手研究奨励賞を受賞しました。

 

■発表演題「サッカーのリフティング訓練による脳灰白質の局所的変化」

著者:大家利之、原田健次、荒牧勇(スポーツ科学部准教授)

 10名の被験者にサッカーのリフティングトレーニングを4週間にわたって週3回、1回につき15分間おこなってもらい、トレーニング期間の前後の脳構造画像をMRIで計測し比較しました。その結果、物の動き見るのに重要なV5という脳部位と、運動制御・学習に重要な小脳の灰白質の体積が増加していました。この研究の意義は、たとえ成人になってからでも、たった一か月間スポーツのトレーニングするだけで脳の構造が変化することを示した点です。

 

 本研究は文部科学省科学研究費補助金基盤研究(B)「随意性の低い効果器の訓練及び非侵襲脳刺激法による随意性向上と神経基盤の変化(24300210、代表者:荒牧勇)、挑戦的萌芽研究「スポーツと脳構造」(24650367代表者:荒牧勇)」、および生理学研究所共同利用研究の助成を受けています。

日本体育学会ホームページでも紹介されています

表彰を受ける大家助手(左)
表彰を受ける大家助手(左)

2013/09/17

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