情報理工学部の遠藤守研究室がタブレット端末用アプリを開発
発電(つくる)⇒蓄電(ためる)⇒活用(つかう)というプロセスを体験


アプリケーション画面例

【アプリケーションの概要等】

 本アプリは生活に不可欠でありながらも目に見えない「電気」についてわかりやすく学ぶことを目的に、遠藤研究室が金城学院大学岩崎研究室とNTTドコモ東海支社の協力を得て開発したものです。

 本アプリは、目に見えない「電気」をタブレット上で視覚的に表現することができるアプリケーションであり、参加者は、発電用玩具をタブレットに接続し、実際に「発電(つくる)⇒蓄電(ためる)⇒活用(つかう)」というプロセスを体験することで、つくった電気量や電気の仕組みを分かりやすく学ぶことができます。

 本アプリの特徴は、発電用玩具にマイコンと無線通信モジュールを搭載することで、発電用玩具とタブレット端末との接続を無線通信によって接続することを可能にしています。これによりタブレット端末と発電用玩具を容易に接続することが可能で、また発電された電気の情報をコンピュータグラフィックス技術を用いて処理し、様々な手法で表現することで、新しい科学教材としての可能性を提示しています。

 また同研究グループは開発したアプリケーションを用いたワークショップを実施いたします。ワークショップは現在、8月5日と11日の2回、愛知県内の2つの児童施設で実施される予定で、今後は児童館をはじめ、青少年利用施設や教育施設などで、幅広く展開していく予定です。

 遠藤守准教授は、「私たちの生活に欠かせない電気は、昨今の電力事情により意識改革の必要性に迫られています。今回、地域の子供たちに実際に電気をつくって・ためて・使ってもらい、それらをタブレット端末を用いて目に見える形で理解することで、電気の大切さを学んで欲しいと考えました。今後も触りながら楽しく学べるデジタル教材の制作やアプリケーション開発を行っていきたい。」と話している。

 

【この件に関するお問い合わせ】
情報理工学部准教授 遠藤守
E‐mail endo@om.sist.chukyo-u.ac.jp

2012/08/07

  • 記事を共有