キャリアセンターにおけるキャリア支援方針について

本学は1954年に商学の短期大学としてスタートして以来、今日の11学部、9研究科、13,300人の学生数を誇るわが国有数の私立大学にまで発展してまいりました。これは現状に満足することなく、絶えず変化し続けてきた賜物であると自負しています。

その間、「開かれた大学」をモットーに、オープンカレッジ、放送大学学習センター、市民への図書館開放などを手がけるとともに、学生に対しては絶えずよりよい勉学環境を提供すべく、LSC(※1)、弘道塾(※2)などの施設整備や経営者講座、公開講演会、資格対策講座などの実施を手がけてまいりました。

これは、建学の精神に定める四大綱「ルールを守る、ベストを尽くす、チームワークをつくる、相手に敬意を持つ」を備えた有為な人材を社会に送り出すという本学の使命を果たすためにほかなりません。

本学はこの建学の精神を踏まえ、全学的な「学位授与の方針」を定め、新たな課題を解決する論理的思考力を有し、社会の一員として、他者と協調して社会の発展に寄与できる人材となるよう、

  1. 専門分野における知識と技能を備え、科学的・学問的な視点から事象を捉えることができる。
  2. 専門以外の分野に関する体系的な知識や素養を身につけている。
  3. 修得した知識や技能にもとづき、自らが発見した新たな課題を解決できる。また、未来について創造的に考えることができる。
  4. 社会生活を営む上で不可欠な「読む」「聞く」「書く」「伝える」言語力、他者と協調して目標実現への方向性を示すコミュニケーション能力とリーダーシップ精神を身につけている。

の4項を学位授与の方針としています。

学生が在学中に授業を通じて上述のような教養や能力を修得することを基本としながら、勉学以外の面における学生生活をも充実したものにするため、正課教育外での活動も含めた学生生活全体をデザインし実行に向け取り組むことで、卒業後のキャリア形成の一助にするとともに、それをしっかりとした就業につなぐことができるようにすることが肝要であると考え、

  1. 入学直後からのキャリア形成支援
  2. 進路選択支援
  3. 就職活動支援

の3つを柱として個々の学生を手厚く支援しています。

※1 ライブラリーサービスセンターの通称で、センタービルの3階・4階にある市民開放型で「開かれた大学」の象徴となっている図書館です。
※2 名古屋キャンパスに設けられた自習用の施設で、主に難関公務員や公認会計士試験を目指す学生が、日常の学習の際に利用しています。キャリアを高め、自らの力を磨く自習塾として開設、学園ゆかりの水戸藩藩校「弘道館」に因んで弘道塾と命名しました。

1.入学直後からのキャリア形成支援

各学部、研究科が産業界との連携等をも含めたキャリア教育科目を縦串として配置するとともに、キャリアセンターではそれらを補完する形で全学部一年生に対し横串の形でキャリア形成講座を入学直後に設け、キャリア形成における大学生活の位置づけや、充実した大学生活実現にむけての意識醸成を図ります。これにより学生は、職業観、就業観の醸成を意識した学生生活デザインを実現し、有意義なキャリア形成をともなった学生生活を送り社会的・職業的な自立を図ります。

2.進路選択支援

卒業後の進路は無限と言っても過言ではないほど多岐にわたりますが、それらから自身の最適な進路を選択することは容易なことではありません。進路によっては、資格の取得が必要な場合もありますし、留学経験が大きな糧になる場合もあるでしょう。キャリアセンターでは、資格センターや国際センターと連携しながら、進路選択の支援のためキャリアカウンセラーを必要十分に配置し、個々の学生の相談に当たっています。

3.就職活動支援

就職活動は、充実した学生生活の証として位置づけることもできるものです。また、卒業後の長い職業人として過ごす場所を決定する極めて重要な活動とも言えます。本学では個々の学生をそれぞれの志望に沿って、きめ細かく就職活動を支援しています。
低学年時のセミナーから、インターンシップ、そして就職活動本番へと、時期に応じたキャリアガイダンス、活動支援、キャリアカウンセラーによる個別相談、各業界リーディングカンパニーの人事担当者を学内に招いて実施する業界セミナー、他に類の無い大規模な企業セミナー開催、イントラネットによるタイムリーな就職情報の提供など、様々な施策を通じて、強力に学生をバックアップしています。

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