中京大学環境ボランティアサークルNEO 
エコキャップ活動の成果を報告

 中京大学環境ボランティアサークルNEOでは、世界の子供たちにワクチンを届ける、CO2の削減、資源の循環型社会に貢献することを目的として、エコキャップ活動を行なっています。

 また、エコキャップ活動に加え、ボランティア活動にも参加しています。今年は夏休みを利用して1泊2日で福島県の郡山市でボランティア活動を行いました。東日本大震災が起こってから7年が経ち、徐々に人々の中での記憶が薄れているのが現状だと思います。だからこそ、実際に自分の目で見て現状を把握することが大切だと思い、ボランティアに参加させていただきました。

 実際に現地を訪れると、地震発生当時、テレビで放送されていた街からは想像がつかないくらい復興が進んでいるように感じました。

 しかし、福島県に住む方にお話を聞くと、放射線の数値は大人には影響がないものの、小さな子供や、妊娠中の方にとっては依然として高く、特に子供を持つ親は常に不安を抱えながら生活を送っていることがわかりました。そこで、これからは見た目の復興だけでなく、見えない部分である心の復興に向けた支援が必要だと思いました。

 私に出来ることは小さいですが、人々の心の中で大震災の記憶を風化させない為に現状を伝えていきたいと感じました。

(総合政策学部1年 水谷 記子)

 私たち、中京大学環境サークル「NEO」(New Environment Organization)の日常的な活動は、ペットボトルキャップのリサイクル運動で、主にキャップを仕分けするという活動を行っています。ペットボトルではないキャップを取り除いたり、キャップにシールが付いているものは剥がしたりして、リサイクルできるキャップだけを送るための仕分け作業を行なっています。回収したペットボトルキャップは、業者に送ることでリサイクル資源として売られ、売られた際の売却益がJCV(世界の子どもにワクチンを 日本委員会)への寄付となります。そしてユニセフ(国際児童基金)と連携して、世界のワクチン工場へワクチンを発注し、発展途上国へと届けられています。

 大学内のエコキャップ回収ボックスは1号館1階の階段付近、アレーナ211、センタービル2階、生協前、5号館1階の自動販売機横の5箇所に設置してあるので、ぜひ回収ボックスを見かけたらご協力をお願いします。

 大学外では中部日本自動車学校の方や地域の方にもご協力頂いています。このように協力いただいた方のおかげで、今年の春学期には50783個ものペットボトルキャップが集まり、約59人分(約860個=1人分)のポリオワクチンを届けることができました。またCO2は約371kg(860個=6.3kg)削減することができました。

 5月中旬から7月中旬の毎週水曜日の3限目の時間には、使っていない教室を回り、照明、空調を切るという節電キャンペーンを行いました。照明が付けっ放しの教室が134部屋、空調が付けっ放しの教室が165部屋ありました。消すという小さなことの積み重ねが省エネに繋がると思うので、このような活動にご協力いただけると嬉しいです。

 サークル活動が続けられているのは、この活動にご協力してくださる先生方、地域の方々、学内の皆さまなどの沢山の方々のおかげです。これからもこのようなご協力に感謝し、日々精進していきたいと思います。

(法学部2年 木下 祐伽)

2018/11/26

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