経済学部中山惠子ゼミ
トランスコスモス財団の助成金を用いた研究成果を報告 

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 経済学部の中山惠子ゼミは2月16日、トランスコスモス財団研究発表会を開催しました。中京大学と公益財団法人トランスコスモス財団は2017年10月から、より良い社会の更なる発展向上に貢献することの一環として、大学生への奨学金給付事業に関する協定を締結しています。

 中山ゼミはトランスコスモス財団からの助成金を用いて研究活動を行っており、今回がその最終報告会となりました。

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経済学部3年三輪百花さんからの報告

 中山ゼミは公益財団法人トランスコスモス財団から助成金をいただき、「3Rがもたらす日本の経済効果」をテーマに研究を行いました。

 研究成果について2月16日、オンラインで最終報告会を開き、トランスコスモス財団の名倉様、宮腰様、西嶋様から講評をいただきました。

 「3R」とは、Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)の3つのRの総称です。「3R」は近年、SDGsや地球温暖化などの観点から注目が集まっており、私たちも日常生活において、コンビニ、スーパー等でマイバッグを持参するなど、いち消費者としてごみ削減への取り組みを実感しています。そこで、ごみ削減のために「3R」を推進する必要性を感じ、「3R」を研究テーマとしました。

 事前の研究から、ごみ削減に向けた取り組みは行われているものの、消費者にとって身近な活動や認知度、知識不足が課題であることが分かりました。課題解決のためには、より多くの人に生活の中で「3R」を身近に感じ、行動に移すことができる仕組みを構築することが必要だと考えました。

 助成金は、研究にあたり、リデュースグループでは実験に使用する7種類のストロー購入費、リユースグループではPR動画撮影を行うためのGoProカメラや編集ソフトといったオンライン設備投資費、リサイクルグループでは資料を管理するためのバインダー購入費等に充てました。

 私たちは研究を通して、個人・グループ間の足並みをそろえて活動を進めていく難しさを学びました。3グループに分けての活動は、研究の進捗度や着目する課題の方向性に違いが生じやすく、全員が同じ目標・目的に向かって議論をすることが困難でした。各グループの方向性を合わせて研究を進めるためには、情報共有や意見交換の場を設けるなどコミュニケーションに対して、積極的な取り組みが必要であると再認識しました。また、フィードバックでは、目標・目的設定から提言までの一貫性や幅広い視点を持ち、研究に取り組むことの重要性を学ぶことができました。活動を通じて身につけたことを今後に活かし、更なる成長ができるよう尽力いたします。

 最後となりますが、トランスコスモス財団をはじめ、研究を進めるにあたり支えていただいた皆さまにゼミ生一同感謝を申し上げます。

2023/02/27

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