中京大学工学部 × 朝日新聞社「キャリア教育共創プログラム」でSDGsについてのワークショップを実施

 工学部の青森久教授と藤田実沙助教の合同ゼミが、4月26日、5月10日、5月17日の3週に渡り、朝日新聞社の派遣講師による「持続可能な開発目標(SDGs)」についてのワークショップを受講しました。

 本講義は、一般社団法人中部経済連合会(中経連)の産学共創によるキャリア教育(人材育成)実践策「キャリア教育共創プログラム」の一環として行われ、今回は朝日新聞社の平子義紀氏が講師を務めました。

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講師を務めた平子氏

 第1週は、平子氏がSDGsについて解説し、第2週は当日の朝刊を用いてSDGsへの理解を深めるグループワークを実施、そして最終週となる5月17日は、各グループの研究テーマとSDGsがどのように繋がるのか研究した成果を発表しました。

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グループワークの様子

 あるグループは、「SDGsとカラリゼーション(グレースケール画像のカラー化技術)」というテーマで、SDGs17の目標のうち「4.質の高い教育をみんなに」と「11.住み続けられるまちづくりを」の項目と繋がることを考え、歴史的画像をカラー化して保存・継承することで、クオリティの高い教育を実現し、文化遺産・自然遺産の保護・保全に貢献することができると発表しました。発表を聴いた学生からは、人によって色彩認識能力が異なりモノクロ画像は認識しにくいと感じる人もいるため、SDGs17の目標のうち「10.人や国の不平等をなくそう」にも繋がるのではないか、といった学生同士の活発な意見交換もありました。

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学生による発表の様子

 青森教授は「みなさんが進める研究はSDGsと繋がっていて、その先には国際的な問題が改善される、ということを感じる第1歩になったと思います」と語り、平子氏は「AIが発達し時代が変わる節目にいるみなさんは、社会問題を解決するために技術開発が必要であるという認識をもって研究を深めてほしい」と伝えました。

 授業を履修した4年生の柴田諒一さんは「多くの企業がSDGs達成に向けた取り組みをアピールしているので、今後就職活動を行っていく上で、自分の研究が企業の掲げるSDGs達成に貢献できるという視点からも自己PRができると感じました」と振り返りました。

2022/05/18

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