2021年度チャレンジ奨励金プロジェクト最終報告を開催 優秀賞は「Japanese for you ~故郷の子どもたちに学びを~」
2021年度第5回チャレンジ奨励金委員会が2月24日に開かれ、今年度採択された4件のプロジェクト代表者がオンラインで最終報告を行いました。
チャレンジ奨励金プロジェクトは昨年度から始まった制度で、学生の積極性やチャレンジ精神を育むことを目的としています。個々の学生だけでなく、学生団体も給付の対象となり、学生のアイデアから新たな活動や取り組みが生まれ、大学や地域社会の活性化が促されることが期待されています。
今回は4件の活動から、優秀賞に「Japanese for you ~故郷の子どもたちに学びを~」(代表者:経営学部3年 ダォティニンさん)が選ばれました。
梅村清英学長から表彰状を受け取るダォティニンさん |
「Japanese for you ~故郷の子どもたちに学びを~」は、ベトナム出身のダォティニンさんが立ち上げた企画で、昨年に続きチャレンジ奨励金プロジェクトに採択されました。日本語に困っている在日ベトナム人向けのボランティア日本語教室を開催しており、コロナ禍のため、オンライン授業で実施するなど当初の計画を変更しながらも、中京大学生、他大学の学生や社会人ボランティアの協力者を得て、日本語教室を開講しました。ダォティニンさんは「ひらがな、カタカナもわからない状態の生徒さんたちが、最後には日本語でメッセージを送ってくれるなど、目に見える成果もありました。1月末までのプロジェクトでしたが、今後も教室は継続していきたいと考えています」と報告しました。
そのほか、「キレイにし隊」(代表:スポーツ科学部4年 山城妃南音さん)は、体育会を中心に活動した豊田キャンパス周辺のごみ拾い活動などについて報告し、回覧板をデジタル化して地域の生活を豊かにすることを目的に活動した「回覧板をIT化」(代表:工学部3年 原英吾さん)は、市へのヒアリング結果や、制作したアプリについて報告しました。また、「Study Japanese(日本語教室)」(代表:総合政策学部3年 黒田辰弥さん)は、オンラインで簡単に参加できる日本語を学べる場を作り、様々な国から集まった生徒からのフィードバックなどについて報告しました。
2022年度チャレンジ奨励金のエントリーも現在募集されています。
中京大学チャレンジ奨励金について:https://www.chukyo-u.ac.jp/support/studentlife/a15.html