工学部恒川七星さんに学長賞 機械システム工学科最優秀卒業研究発表者賞を受賞

 工学部4年の恒川七星さん(野浪亨研究室)が12月に行われた機械システム工学科の卒業研究優秀者発表会で最優秀卒業研究発表者賞を受賞したことを受け、2月17日、学長賞が贈られました。

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梅村学長からトロフィーを手渡された恒川さん(左)

 学科の各ゼミで行われた発表会での優秀者のみ(1位)が発表する卒業研究優秀者発表会で恒川さんが発表した研究テーマは「擬似体液中での自己組織化を利用したアパタイトと酸化チタンの複合材料合成」です。野浪研究室で開発された「アパタイトを被覆した光触媒」は、昨年度、コロナウイルスに対する抗ウイルス性が確認されています。恒川さんはさらに短時間で強力な抗ウイルス性を付与することを目的にこの素材を改良することに成功し、その成果を報告しました。

 恒川さんは受賞について「自分のやりたい研究が十分にできた環境に感謝したいです。やめたくなる時もありましたが、尊敬する先輩たちに支えられて研究を続けることができました」と振り返りました。また今後について「大学院に進学し、さらに自分のやりたい研究を続けていきたいです。研究を進めて、将来社会に貢献できれば」と語りました。

 梅村清英学長は「この経験を糧に、さらなる飛躍を遂げられるよう期待しています」と激励しました。

 なお、恒川さんは12月に行われた学会「第31回日本MRS(マテリアルリサーチソサエティー)年次大会」でも「卵殻由来の水酸化カルシウムを用いた球状多孔質ハイドロキシアパタイトの合成」という題名で発表しています。

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(左から)上林真司学部長、梅村学長、恒川さん、野浪教授

2022/02/17

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