工学部濱川研究室 アボカドの食べ頃を判定するアプリがITmediaに掲載
工学部濱川礼研究室の杉本隼斗さん(工学研究科修士2年)が研究開発している「アボカドの食べ頃を判定するスマホアプリ」が8月23日のITMediaに掲載された。
アボカドは栄養価の高い追熟型の果物で、追熟型の果物は未熟の状態で収穫され,適切な追熟を経て食べ頃を迎える。特にアボカド市場において中心的な品種である「ハスアボカド」は追熟によって果皮の色が緑色から茶色、黒紫色に変化していき食べ頃を迎えるという特徴がある。
一般消費者は、このような外観の変化をスーパーや自宅で判別し食べ頃を見極める必要があるが、現実問題として熟練者でなければ正確な見極めが難しいことが課題だった。そこで、深層学習を用いて3つのクラス(未熟,食べ頃,過熟)に分類することで、スマートフォンやタブレットなど汎用デバイスで実行可能なアボカドの食べ頃を分類するモバイルアプリを開発した。
本研究は、杉本さんが第34回人工知能学会全国大会(2020年6月9日)で「深層学習を用いたアボカドの追熟段階分類手法の提案」というタイトルで発表し、その成果に注目したITMediaからの依頼で掲載されることとなった。
アボカドアプリ |
アボカドの分類結果 |
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