総合政策学部社会人基礎力講座 産学公連携による新商品を提案

 総合政策学部の授業「社会人基礎力講座」(担当教員:弘中史子教授)で1月21日、産学公連携の新商品を提案する最終発表会が行われた。

 同講義では「社会人基礎力」の育成を目的に、毎年一つのテーマに沿ってその問題解決のための政策提言やビジネス戦略の策定を行っている。

 今回は、伝統的な地元銘菓の「きよめ餅」、安全で美味しい「葡萄のふくおか」の商品を活用しつつ、愛知県日進市のふるさと納税返礼品にもなる新商品を企画。最終発表には日進市役所の岡田剛さん、企画に関わる商品を販売する株式会社きよめ餅総本家(名古屋市)の新谷滋規さん、葡萄のふくおか(日進市)の福岡英憲さんが参加し、学生5人の発表を評価した。

 

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企画した商品を提案する学生

 学生らは既存調査やSNSを参考に、ふるさと納税返礼品の現状、若者に流行しているデザートなどを分析。「和菓子編」「洋菓子編」「スナック」「料理向け」の分類で新商品を提案した。

 提案内容について参加者からは「名古屋で昔から知られている"きよめ餅"と、豊富な種類の葡萄を販売し、加工品なども手掛けている葡萄のふくおかの良さを掛け合わせていて、消費者目線ではとても良いと思いました。ポイントをつかんでいると思います」と高評価。「実現可能性をより調査する必要があるが、ネーミングなども良かった」とコメントがあり、商品化について検討する声も挙がった。

 弘中教授は「コロナ禍で実際に製造現場に行ったり、お店を訪問したりして調査するのが難しかったですが、学生たちはアンケートなどを活用して頑張って提案を考えてくれました。今回受講した5人は秋学期で終了しますが、来期も新しいメンバーで引き続き企画を考えたいと思います」と話した。

 社会人基礎力講座を受講した5人は、今回の提案をブラッシュアップさせ、2月にオンラインで行われる「人生100年時代の社会人基礎力育成グランプリ」出場を予定している。

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2021/01/26

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