工学部宮田ゼミ/豊田市の企業と連携し「イルミネーションストーリーinとよた2018」でイルミネーションを設置

 工学部メディア工学科宮田義郎ゼミと豊田まちづくり株式会社が連携し制作したイルミネーションが11月24日、豊田市のイベント「イルミネーションストーリーinとよた2018」で設置された。

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 このイベントは、11月24日~2019年1月14日まで「世界を照らすかがやき~TRY FOR ALL~」をテーマに掲げ、豊田市の中心市街地一帯(駅西ペデストリアンデッキ、駅東ロータリー、KiTARA、コモ・スクエア前けやき)にイルミネーションアートを設置するもの。

 本学宮田ゼミのイルミネーションは松坂屋とT-faceの間の8階連絡通路に設置されている。

 宮田教授のゼミで9月から企画・運営を行い、教授が指導する授業「メディアと地域社会」でプログラミングと枠組み制作を行った。

 イルミネーションはmicro:bitというマイコンのプログラミングによって、Neopixel(LEDを多数連結したテープ)を光らせた。一部では、obnizというシステム=写真左下=も使用し、wifiに接続してインターネットから信号を送れるようにした。Webの QRコードを表示し、見る人がスマホでページを開き、LEDの色を操作できる仕組みを開発した。

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 【学生代表者コメント】

 昨年に引き続き「イルミネーションストーリーinとよた」に携わることができ大変光栄です。今年は豊田市駅前のT-FACE8階の連絡通路に設置させていただけることになり、商業施設を訪れた人たちにも見ていただけるように工夫しました。イルミネーションの設置数も昨年の2個から大幅に増加し今年は全13個の作品を制作。枠作りからプログラミング、電源制作や設置器具なども自分たちで準備するといったこともあり、昨年よりも学ぶことが多く貴重な経験となりました。それぞれ個性的な色や光り方を織り成し、駅前イルミネーションを引き立てることに助力できたのではないかと感じます。来年度以降も機会をいただけるのであれば改善点なども含め、より良い作品を制作していきたいです。

(メディア工学科2年 福島雅貴)

 【宮田義郎教授コメント】

 豊田市の行政、企業、団体、施設など様々な立場が連携する地域活性化の営みに、学生も地域社会の一員として参画し、工学部で学ぶ技術を活かす貴重な機会となりました。見て楽しむだけの消費者から、自ら作り貢献する当事者になってみて、大量生産品の消費だけではなく、必要なものを一つひとつ手作りすることの価値を体験できたようです。来年は見る人にもそのような体験を提供できる仕組みを開発する予定です。

2018/12/21

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