体育学研究科修士2年の瀧川寛子さん 日本陸上競技学会で「優秀発表賞」受賞

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 日本陸上競技学会第17回大会が11月10、11日に桐蔭横浜大学で行われ、体育学研究科修士2年の瀧川寛子さん(応用スポーツ科学、指導教員:田内健二教授)が「優秀発表賞」を受賞した。

 滝川さんが受賞した発表テーマは、「女子やり投げ競技者における成功試技と失敗試技が生じる動作的要因の検討」。やり投げの競技会でその選手の投てき記録の優劣が生じる原因を、投てき動作の変化と関連付けて統計的に検討した。その結果、やり投げにおけるパフォーマンスの優劣が生じる原因は、左脚のブロック動作の成否にあることが証明された。

 瀧川さんは東大阪大学時代、やり投げで日本学生個人選手権大会優勝を果たしている。その後、自身の経験を活かしてスポーツや陸上競技の普及、発展に貢献するため中京大学大学院に進学した。現在も陸上競技(やり投げ)選手として競技を続けており、今年6月に行われた日本学生個人選手権大会では8位、9月に行われた日本学生対校選手権大会では5位入賞を果たすなど、学問と競技の両立に励んでいる。

 同学会は競技スポーツ・生涯スポーツとしての陸上競技を理論的に実践し、トレーニングやコーチング現場で生じる諸問題について科学的解明とその研究成果を活動現場に還元することで、競技力の向上に資することを目的としており、年1回開催されている。

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【瀧川さんコメント】

 今回、陸上競技学会で優秀発表賞を受賞できたこと大変嬉しく思います。まさか自分が学問で賞をもらえる日が来るなんて夢にも思っていませんでした。今回の学会で発表した内容は、修士論文として進めている内容ですが、受賞できたことで研究に対する自信にもなりました。また、この研究を通して陸上競技、あるいは自身の競技生活に貢献出来たらと思います。学会発表するにあたって手厚くサポートをして下さった指導教員の田内先生や研究室の皆様に深く感謝しています。

2018/12/07

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