中京大学工学部が、中京大学附属中京高等学校、三重県立桑名高等学校との高大連携講義を実施
本学工学部は8月1日、附属中京高校生、桑名高校生との高大連携講義「人工知能ロボット研究の最先端」「プラズマロケットと人工衛星開発の最前線」を名古屋キャンパスで実施した。参加したのは両高校6人ずつの計12人。
橋本教授によるパソコンでのプログラミング体験 |
午前の部で橋本学教授(機械システム工学科)が「人工知能ロボット研究の最先端」をテーマに、ひとり1台ずつパソコンとカメラを使用し、プログラムの作成や物体の認識、人間の顔認識などの人工知能技術を実際に体験した。
カメラを用いた物体認識体験 | 大学院生による人工知能ロボット実演 |
午後の部では、村中崇信准教授(電気電子工学科)と上野一磨助教(電気電子工学科)が「プラズマロケットと人工衛星開発の最前線」をテーマに、真空装置の見学や実際に電気回路を組み立てて触れるプラズマの製作をした。
真空装置でのプラズマ実験 | グループにわかれ、触れるプラズマを製作 |
これらの講義は、生徒が、産業技術がさまざまな学問分野が複合されていることを実感し、今後の進路選択に反映させること、また、大学で何を学び、学んだことを社会にどう生かすのかを考えるための機会を持つことを目的に行われた。
電気回路製作時のはんだ付け |
体験した生徒は「電子回路を製作するときのはんだ付けが難しかった」と話した。また、人工知能に興味がある生徒は、「ロボットが瞬時にどんな日用品(コップ、スプーンなど)か判断する3次元の物体認識がとても印象に残りました」と話した。
グループになり交流をしている様子 |
最後にゼミ生との交流時間が設けられ、生徒からの質問に、「高校までは決まった授業を受けていたと思いますが、大学は自分の好きな授業を学べることが楽しいところです」「自由にできることが増える分、自分で考えて行動することが大切。学べる環境があるので、意味のある大学生活を送ってほしいです」と自身の経験を踏まえながら答えていた。