経営学部・中村雅章ゼミ/新聞販売店を活用した再配達代行システム「よるくる」をヤマト運輸に提案

 経営学部・中村雅章教授ゼミは1月16日、新聞販売店を活用した再配達代行システム「よるくる」の事業化可能性を探るため、ヤマト運輸にプレゼンを行った。「よるくる」は、昨年9月に最終発表会が行われた新聞販売店の新規事業を考案するプロジェクトで、第1位となった提案である。

プレゼンには、ヤマト運輸のほかに、新聞販売店の方などにも参加していただき、「(提案の)着眼点が良かった」「発表が工夫されており、分かりやすかった」といった意見をいただいた。一方、「荷物の管理をどうするのか」など、実現に向けての課題も明らかになった。

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■伝わるプレゼンを目指して

 「よるくる」という提案を具現化するために、ヤマト運輸様にプレゼンを行いました。最終発表を終え、「よるくる」という大まかな仕組みは完成していましたが、もっと詳細を詰めていく作業を行いました。アンケート調査は、規模を大きくして実施しなおしました。今までは新聞販売店向けの資料作りを行ってきましたが、今回はヤマト運輸に向けての発表のため、資料も作り直す必要がありました。

 発表の仕方に関しても、ただ資料を読むだけでなく、「よるくる」のポイントを明確にし、強調して発表するということを学びました。名前だけでも覚えて帰ってもらうために、スライドの中で「よるくる」という文字を大きくすることに加え、アニメーションを付けることで強調させました。また、発表する時も口調を強めたり、繰り返し言ったりするなどの工夫をしました。これまではアイデア出しに集中していたため疎かになっていたプレゼンの仕方を一から学び、何度も練習することで、その学びを自分のものにしていきました。

 まだまだ実現するためには様々な課題がありますが、少しでも私たちの「よるくる」という提案が形になることを目指し、また改善していきたいと思います。

(経営学部2年 月東瞳)

■質疑応答の大切さ

 私たちは「よるくる」という新たなビジネスモデルをヤマト運輸様にプレゼンする機会をいただきました。9月末のゼミ内でのプレゼンを終え、それから約4ヵ月間で内容や発表の仕方を改善し、練習を重ねました。

 プレゼン当日、緊張しつつも、聞く人の目を見ることを意識して発表でき、ホッとしました。しかし、今回学んだことは、発表の後の質疑応答です。ヤマト運輸様から気になった点など質問をいただきましたが、堂々と答えることができませんでした。また、私たちからヤマト運輸様に質問もできませんでした。現場の人たちの声を聞くことができる折角の機会だったにも関わらず、今考えるととても悔しいです。

 プレゼンとは、自分たちが発表するだけでなく、その後の質疑応答で自分たちの提案への思いをアピールすることも含まれるのだと痛感しました。今回いただいたアドバイスや自分たちで悔しかった点をふまえ、「よるくる」を進化させていきたいです。

(経営学部2年 金澤健太)

■実現に向けて

 ゼミ活動で提案したものが、今では実際にヤマト運輸様にプレゼンすることになり、もしかしたら現実に「よるくる」が採用されるかもしれないところまで来ました。そして実際に、ヤマト運輸様には、再配達問題の核心をついた案であると言っていただけました。

 しかし、「よるくる」を実施すると仮定した場合、細かいお金の流れや、配達物が今どこに置いてあり、どういう状況にあるのかを確認する方法が明確ではありませんでした。また、新聞販売店の方はヤマト運輸の制服を着て配達するのかなど、考えてもみなかった細かい点を指摘されると答えることができませんでした。

 今回のプレゼンに向けて、「よるくる」の仕組みを何度も練り直してきたつもりでしたが、自分たちの考えが甘かったと思い知らされました。ビジネスを実現することは容易ではありませんが、「よるくる」を実現したい気持ちは一層強くなりました。

(経営学部2年 鈴木いおり)

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アドバイスをもらう発表学生

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