経営学部中村雅章ゼミ/「あいちのお菓子フェア2017」で和菓子店「菓宗庵」と共同で商品販売方法を考案

 名古屋市中区の栄広場で11月12日、「あいちのお菓子フェア2017」が開かれました。この催しは、愛知県の地場産業であるお菓子業界を活性化するために、愛知信用金庫の主催で開催されたものです。私たち経営学部中村雅章教授ゼミの2年生5人は、出展企業の一つである和菓子店「菓宗庵」と共同で商品販売方法を考案しました。菓宗庵は、名古屋キャンパスの近く、八事交差点付近にあるお店です。

pic1.jpg

 私たちが提案したのは、バームクーヘンをカットして棒に刺し、食べ歩きしやすくした商品です。しかし、試しに棒をバームクーヘンに刺してみると崩れてきたり、貫通してしまったりしてうまくいきませんでした。そこで菓宗庵の方がチョコレートでコーティングすることを助言してくださいました。ちょうどイメージとしては屋台で売っているチョコバナナです。マーブルチョコやカラースプレーを使うことで、より見た目も可愛くなり、さらに棒を刺しても安定するようになりました。

 フェアの会場が名古屋の中心地、栄にあることから、若い女性にターゲットを定め、「見て楽しい、食べて美味しい」を目指しました。その他には、当日の販売を盛り上げるために、目を引くようなPOPも作りました。商品のイメージを際立たせるデザインを考えることは想像以上に大変でしたが、何度かご指摘いただき、満足のいくPOPが完成しました。

pic3.jpg

 また、前日には仕込みとして、バームクーヘンを八つ切りにし、その上にスイートチョコ、ホワイトチョコ、抹茶チョコをコーティングする作業をお手伝いしました。1つひとつ丁寧に、お客様の手に渡る時のことを考え、見映え良く出来たと思います。

 正直、準備までは非常に大変でしたが、フェア当日、用意した56個が完売できた時には、嬉しかったのと同時に達成感を感じました。ターゲットは若い女性を想定していましたが、売り始めて子供や大人の男性の方にもよく買っていただけることに気づきました。来場者に家族連れが多く、ターゲットの設定の難しさを実感しました。

pic2.jpg


ここに至るまでには、私たちの連絡不足により行き違いが起こり、ムダな時間や出費が発生し、計画通りに進まず焦ることも多々ありました。企業の方々と連携するのは簡単なことではないと改めて感じました。ご迷惑をたくさんおかけしましたが、優しく対応してくださり、社会に出たときに大切な「ほう・れん・そう」(報告・連絡・相談)やマナーを教えていただき、本当に良い経験をさせていただきました。私たちは今回経験したことを次の機会に生かしていきたいと考えています。

(経営学部2年 市村友香、澤木美里、丹羽優佳、野田有紗[リーダー]、松尾拓朗)

2017/11/20

  • 記事を共有