防犯ボランティア団体「APP」が特殊詐欺の実態を講演 愛知県警に協力して高校生に呼びかける
愛知県警察本部が支援している大学生による防犯ボランティア団体「APP(あいちパトロールピーポー)」の中京大学生4人が、7月5日、愛知県立小坂井高校の生徒に対し、特殊詐欺の悪質性について伝えるための講演をオンラインで行った。
APPは、県、県警などが主催する安全なまちづくり県民運動推進キャンペーンや、地域住民が行う防犯パトロール、特殊詐欺被害防止啓発活動などに参加しており、現在は中京大学のほか名城大学、名古屋女子大学(短期大学含む)など3大学の学生によって活動が行われている。
講演は7月1日~10日、愛知県警が実施した「夏の安全なまちづくり県民運動」への参加の一環で行われた。
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参加した高校生と中京大生 | オンラインで講演 |
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講演に協力した学生 |
法学部の川越萌音さん(4年)、山本詩音さん(3年)、東雲愛恵さん(3年)、家田明里さん(2年)は「特殊詐欺の実態について」をテーマに、若者がこれまで加担した代表的な詐欺の内容や、闇バイトと呼ばれる仕事、危険性について解説。実際に高校生が特殊詐欺に加担した事件についても紹介し、「お金が手に入るという安易な気持ちではじめたことが、事件につながる例もある。困っていることがあれば一人で悩まず、周りの人に相談しましょう。(闇バイトなどの)誘いを受けたら、近くの警察署、ヤングテレホンに相談してください。絶対に加担しないように!」と呼びかけた。
APPでは県民運動期間中、講演のほか実際に被害を防止した郵便局長への取材や、講演した4人に北沢世采さん(法学部2年)、小吹健太郎さん(経営学部3年)も加わり大学付近でのマイク広報などを行った。
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郵便局長さんへの取材 | 7月9日に行ったマイク広報活動 |
7月6日には中京テレビで講演の様子が放送された。
中京テレビ
【CHUKYO News WEB】「特殊詐欺に加担しないで」 大学生が高校生にオンライン授業 愛知県警本部