経営学部中村ゼミ 八事の魅力を紹介するフリーペーパー「まるごとやごと」を発行

 経営学部・中村雅章ゼミの4年生は9月1日、地元の八事商店街振興組合と連携し、八事の魅力を紹介するフリーペーパー「まるごとやごと」を発行した。八事地区の活性化を目指して2019年6月に企画がスタートしたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあって制作期間が延び、このたび2年以上をかけて完成し、発行する運びとなった。八事の歴史、グルメ、神社仏閣巡り、伝統玩具の八事の蝶々など、八事の魅力を8つに整理して紹介している。全24ページ。フリーペーパーは地下鉄鶴舞線の各駅や八事周辺の飲食店などに置かれるとともに、八事商店街主催のイベントなどでも配布される予定。

HP表紙.jpg

HPページ例1.jpg HPページ例2.jpg
ページ例(画像をクリックするとPDFが開きます)

【学生の感想】

■2つの学び

 私は今回の冊子制作において、2つのことを学びました。1つは、多様な価値観をうまくまとめることです。ページ制作やレイアウトに関して、ゼミのメンバーや先生から意見をもらった際、人それぞれ様々な見方があることや、冊子のどこを重視するかが異なっていることがわかりました。その際一つの考えに固執するのではなく、様々な人からの指摘をどのように取り入れていくか、優先順位や実現可能性という観点から考えることが大切だと感じました。

 2つ目は時間の使い方です。新型コロナウイルスの影響でオンラインでの打ち合わせのみになったことがありましたが、事前に意見を考えて打ち合わせすることや、一人が仕切って意見をまとめることなど、効率化を図るための工夫ができたように思います。

 授業や就職活動との両立が困難でつらい時期もありましたが、振り返ってみると、多様な考え方を尊重し、仕事の進め方に工夫を凝らすことができるようになったのは、ゼミ活動のおかげだと思います。

(経営学部4年 山本京香)

■冊子制作で学んだこと

 八事を紹介する冊子を作るうえで、実際に現地を見ることは重要です。地図のページを作る際には、最初にGoogleマップを参考にしましたが、実際に八事の街を歩いてみると、お店の場所が違っている、お店が営業していないといった問題が出てきました。そこでお店の位置や新しいお店を確認しながら地図の作成を進めました。

 また、お店に掲載を交渉する際にも電話より、実際にお店を訪問して冊子のサンプルを見てもらい、掲載したいという気持ちを伝えることで、協力してくれるお店が増えていきました。お店の方がおすすめしたいポイントを取材して作成することで、そのお店らしさが伝わる良い文章も書けたと思います。

 そのほかにも、冊子制作を通じて学んだことは、周りと協力することの大切さと大変さ、読んでもらうための面白い冊子作りの難しさ、完成させるまでの様々な準備の大切さなどが挙げられます。今回の冊子制作を通じて学んだことを今後も様々な場面で活かしていきたいです。また、冊子を手に取った人が一人でも多く八事に興味をもってもらえたらうれしいです。

(経営学部4年 日々野陽花、前川舞衣)

HP八事商店街理事長へ完成報告.jpg
八事商店街理事長へ完成報告

2021/09/01

  • 記事を共有