国際英語学部4年山口さん 論文コンテストでディレクター賞を受賞

 国際英語学部4年の山口いづみさんは1月、SELC(Sydney English Language Center)の懸賞作文コンテストでディレクター賞を受賞した。

 SELCはオーストラリア、カナダ、フィリピンで運営されている語学学校で、同懸賞作文の特賞は2週間の招待留学となっている。

 受賞作文は「留学経験の活かし方 〜自由な足跡に学ぶ可能性〜」。留学経験やその後の活動を振り返り形にした。

 山口さんは大学2年時に9か月間アメリカに留学。留学中にホストファミリーや留学仲間に支えられた経験から留学中の「サポート」の大切さを実感した。

 帰国後には国際センターが募集する留学アドバイザーとして留学生や留学を考えている学生のサポートを行った。大学3年生次に出場した「第11回ペアで紹介する日本文化英語プレゼンコンテスト-地域から発信する日本文化-」では、1位を獲得した。

 同コンテストの作文は「留学で学びたいこと」がテーマ。「異文化理解について学びたい」と留学したが、これからどんな形で社会に貢献することができるのか「経験の活かし方」が重要だと考えるようになった。

 受賞について「佳作に等しい賞で、良い結果が得られず悔しいです。しかし今回は良い賞を得ることが一番の目的ではなく、日本とアメリカ文化の比較など留学経験の振り返りも兼ねて行ったので、その目的が達成できたことは良かったです」と話す。

 「留学は単に行きたいから行けるというわけではありません。交換留学ではGPA2.5以上、TOEFLiBT61点以上、申請書作成など事前に努力や準備を必要とする人生の一大イベントです。また留学=ゴールではなく、さらに成長するための機会だと思います。留学中はもちろん、留学後の活動にいかに取り組むかが重要になります。だからこそ、このコンテストのように『留学』をテーマにしっかりと自分と向き合う機会が大切だと思います。留学経験者にはこのような機会に積極的に参加してもらいたいです」と述べた。

2019/03/15

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