国際教養学部 渡邊航平研究室/SEMICON JAPAN 2018に「筋疲労計」を出展

 国際教養学部の渡邊航平研究室が2018年12月12~14日に東京ビックサイトで開催された「SEMICON JAPAN 2018」に出展した。

 SEMICON JAPANは半導体製造装置・材料の国際展示会で、今回は5万人を超える来場者(主催者発表:52,865人)が訪れた。今年は「SPORTS × IOT」という主催者開催の特別展示が行われ、慶應義塾大学の仰木裕嗣教授が中心となって「スポーツをセンシングする」研究開発に関わるブースが出展された。

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 渡邊研究室からは、筋肉が収縮するときに発生する生体電位を皮膚の表面から記録する表面筋電図法と筋肉を電気で刺激する骨格筋電気刺激を併用し、活動電位伝導速度という生理学的指標から筋肉の疲労状態を定量的に評価するシステムを小型デバイス化および無線化した「筋疲労計」を展示した。このシステムは、SMK株式会社との産学連携によって開発された。渡邊准教授とSMK株式会社を発明者として、既に日本2件、米国1件、中国1件の計4件の特許申請を完了している。今後の社会実装に向けて、スポーツや労働の最中における疲労の可視化や、スポーツ選手のコンディショニング評価への応用が想定されている。

 国際教養学部3年の森松滉平さんと吉田貴洋さん(ともに渡邊ゼミ)も展示ブースに立ち、来場者へ研究室で発明した技術とその応用可能性についての説明を行った。海外からの来場者も多く、国際教養学部での学びを大いに発揮する機会もあったようだ。

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左から渡邊准教授、森松さん、吉田さん

 国際教養学部 渡邊航平研究室ホームページ  http://kwatanabe.net/

2018/12/17

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