豊田市から事業を受託
豊田市の地域資源を活用したお菓子の開発と観光資源の調査、
推奨スポットをまとめた観光マップ製作などの活動がスタート

 本学総合政策学部の宮川プロジェクト研究(宮川ゼミ、指導教員:宮川正裕教授)が豊田市の事業「とよたの新たな魅力を創出するプロモーション業務」を委託され、3年生12人が調査提案業務を開始した。

 中京大学は、愛知県豊田市のまちづくりと地域の活性化に貢献するために2013年に同市との間で包括連携協定を締結している。宮川ゼミによる「豊田市をフィールドとした調査研究の提案」が市の経営戦略室と商業観光課によって採用され、この程中京大学学長と豊田市市長の決裁を得て委託業務契約が締結された。

 具体的には、①豊田市内事業者及び東名高速道路上郷サービスエリア管理運営事業者(NEXCO・三岐鉄道)との連携による、豊田市産の農作物、特産品、伝統工芸品等を素材とした商品の企画開発・販売、②大学生と留学生目線での豊田市観光推奨スポットの調査、及び③その調査結果を踏まえた観光スポット紹介パンフレットの製作(印刷業務等はJTBプロモーションに委託)となっている(委託期間は、平成29年9月15日より平成30年3月23日まで)。

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委託業務契約を手に活動を開始した宮川ゼミメンバー

(後列一番左が宮川教授)

 私たち宮川プロジェクト研究11期生は、2年生時に学んだ経営学の知識やマネジメント手法を3年時に実践するため、4月から産学連携プロジェクトに取り組んできました。豊田市の公募を機に、私たちは豊田市の魅力を伝える観光開発と地域の特産を使った新たな名物となる商品の開発・販売企画を練り、提案に向けた活動を続けてきました。

 9月に入り私たちの提案が豊田市に採用されて業務委託が決定し、活動が本格化しました。商品開発では、豊田市の特産品を調べ、どのような商品が豊田市を訪れる人々にお土産として受け入れられるかを考え、豊田市内のお菓子会社と話し合いを重ねてきました。実際にクッキーとチーズタルトの新商品の開発に向けてゼミ生自ら試作を重ね、豊田市役所様と連携先である企業の方々にも試食していただきました。商品のパッケージや名産の小原和紙を使ったラベルについてもデザインなどの検討を進めています。

 観光開発では、豊田を7地区に分けて現地調査を行い、報告書を作成しています。また、自分たちで豊田市の推奨スポットを訪れ、その地域の魅力と問題点を調査し、若者向け推奨観光マップづくりを行っています。

 プロジェクトの成功のために、宮川ゼミ生みんなで力を合わせて頑張っていきます。

<宮川プロジェクト研究3年 谷川 真啓/竹内 敦志>

2017/10/10

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