現代社会学部・成ゼミが「あいち子ども食堂ネットワーク」の創立総会に参加 ゼミで子ども食堂の実態を調査
「あいち子ども食堂ネットワーク」の創立総会が6月24日、中京大学清明ホールで行われ、約300人が参加した。
子ども食堂は、経済的な理由で食事が十分に取れない子どもや、共働きなどで孤食の子どもたちに低料金で食事を提供している。また、食事だけでなく、ボランティアの大学生が子どもたちに勉強を教えたりする交流の場にもなっている。
現代社会学部・成元哲教授のゼミは、愛知県内にある子ども食堂をこの2年間で約30ヵ所以上訪れ、実態を調査し、報告書にまとめた。
成ゼミ生が作成した愛知県内の子ども食堂マップ | 各子ども食堂の詳細パネル |
今回、成教授の呼びかけで約20団体が「あいち子ども食堂ネットワーク」に加入した。共同代表の杉崎伊津子さんは「子ども食堂は善意の取り組み。開設は簡単だが、継続することは難しい。ネットワークが広がることで意見を出し合いながら発展させたい」と話した。
後半は、子ども食堂へ寄付を行った株式会社マルト水谷の梶田知代表取締役に感謝状が贈られた。
杉崎さんから感謝状を受け取る梶田社長 |
その後、「見えない貧困 未来を奪われる子どもたち」というタイトルでNHK報道局制作センター・チーフプロデューサーの板垣淑子さんの講演が行われた。「働く人の割合は減っているが高校生で働く割合が増えている。お小遣い稼ぎではなく、経済的な理由により働く高校生が多い」と現場取材からわかった子どもたちの貧困の実態が話された。
子どもの貧困について語る板垣さん |
檀上に上がった成ゼミメンバー |
最後に、愛知県内の子ども食堂の実態を調査した成ゼミの学生が壇上に上がり、大きな拍手が送られた。
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集合写真 |