公務員に内定した4年生3人から後輩へアドバイス
「内定者相談会」で伝えた勉強方法や面接対策など

 12月2日、本学ヤマテホールで「内定者相談会」(資格センターが毎年主催)が行われた。公務員を目指す3年生100人に向けて、今年度試験に合格した4年生20人が直接アドバイスを送った。当日参加した内定者3名からこれから公務員試験に臨む学生へ向けて、アドバイスをもらった。

警察官】
 
二次対策の体力試験に関しては休憩時間がほとんどないので、ある程度体力をつけておきましょう。

 私の内定先は口述試験のウエイトがかなり高いです。そのため筆記試験の勉強と並行して対策をしていく必要があります。

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 面接当日は相手の目を見てハキハキと答えるということを心がけました。それを実行するためには裏付けされた自信が必要です。その自信をつけるために試験対策として私の場合は多くの人に話を聞いてもらえる機会があったので、そこで「なぜなりたいのか?」「どんな警察官になりたいのか?」ということを自己分析しながら整理しました。

 また、行ける説明会などのイベントにはすべて行き、警察官という職業に対する疑問・質問は極力減らしました。

 面接内容は、面接官によってかなり変わってくると思いますが、私が受けた面接はほとんどが面接カードに沿った質問でした。主な内容は以下の通りです。
・志望動機
・持っている資格の確認、柔道や剣道の有段者は「いつまでやっていたのか?」「なぜやめたのか?」などを聞かれることあり。
・体力的に警察学校にはついていけるか?体力に自信はあるか?

 試験まで残り僅かです。ここからが精神的にとてもつらい時期だと思いますが、やれることは全てやり、悔いのないように頑張ってください。

(総合政策学部4年 伊藤 草太)

【消防官】 

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 今回の質問会で多かった質問は今の時期にどれぐらい勉強をしていたか、面接で何を聞かれるか、体力試験はどのようなことをして基準はどれくらいなのかといった質問でした。消防はほかの公務員に比べ講座の人数も少なく、受験者も少ないため、情報が少ないことから、こういった質問が多くなったと感じました。私は自分が一通り消防の試験を受けて感じた、面接の雰囲気や筆記試験の難易度について答えました。

 消防を目指す人に伝えたいことは、情報量が他の試験より少ない中で、自分で調べ、先輩などに聞くことにより情報を手に入れてほしいということです。私は説明会やインターンなどにあまり参加することができなかったので、後輩の方には是非そういったものに積極的に参加してほしいです。

(法学部4年 横山 直哉)

【市役所】
 私は12月2日の内定者相談会に、市役所合格者として参加しました。

 多くの3年生の方に様々な相談をいただきましたが、特に多かった内容として「公務員試験準備と一般企業の就職活動の両立の仕方」がありました。私も市役所・一般企業の活動を並行して行った身であったため、自らの実体験・当時の選考スケジュールを踏まえ、どの時期にどのような対策を行うとよいかをお話ししました。

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 今現在、「市役所で働きたい」と考えている方はぜひ、希望する自治体に関するより多くの情報を集めてみてください。インターネットのホームページや冊子だけでなく、自治体主催の各種行事にも可能な限り参加することをおすすめします。そうした物事に触れることで、その自治体がどのような点を重視し、どのような人材を求めているのかが見えてきます。そして自身と強みと自治体の重要視している内容が合致すれば、それは面接において他の人と差をつける大きなアピールポイントになります。

 様々なことが試験・面接に繋がると思います。今ある時間を大切に頑張ってください。

(文学部4年 村山 智美)

 

2014/12/26

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