情報理工学部生ら2チームが愛知デジタルコンテンツコンテストで入賞
アプリ「発電おもちゃで遊んで学ぶアプリ」「月食を知ろう」を開発
愛知県主催の第8回デジタルコンテンツコンテストの授賞式が11月25日に開催され、情報理工学部と情報科学研究科の学生2チームが名古屋商工会議所会頭賞と愛知学長懇話会賞を受賞しました。
同コンテストは将来を担う若手クリエーターの発掘と地域産業資源の振興等を目的として毎年実施されており、愛知県は各受賞作品についてホームページで紹介し、地域や関連業界での作品の二次的活用を促進しています。
■作品名「発電おもちゃで遊んで学ぶアプリ」
受賞名:名古屋商工会議所会頭賞
制作者:根上寛士さん、大野裕馬さん(情報理工学部)、河村道広さん(情報科学研究科)
【アプリ内容】
風力や太陽光などの様々な発電機を用いて電気を作り、自由に繋いだ複数のモジュールを動かし、その様子をタブレット上で可視化することができるタブレットアプリです。
このアプリでは、発電機のおもちゃを使って自分がどれだけ発電しているか知ることができ、おもちゃでは再現が難しい火力発電はタブレットを操作して、仕組みを理解することができるように教材としても利用できます。
このアプリは愛知県内の児童館やイベントで開かれたワークショップで使用し、多くの子どもたちに楽しみながら学んでもらうことができました。
受賞する根上さん |
【選定理由】
実際の発電の仕組みをわかりやすく説明しており、学習アプリとしての完成度が高い。アプリの可能性を広げるものとして期待できる。
【受賞者のコメント】
これまでのワークショップによる活動やアプリが評価され、このような素敵な賞を頂き感無量です。この活動をもっと多くの子どもたちに伝えていけるよう頑張りたいと思います。
(情報理工学部情報メディア工学科4年 根上 寛士)
■作品名 「月食を知ろう」
受賞名:特別賞「愛知学長懇話会賞」
制作者:村田賢人さん、安井良明さん(情報理工学部)、赤尾恵里さん(情報科学研究科)、
近藤綾乃さん(金城学院大学大学院・同大学との共同研究のため)
【アプリ内容】
本作品は児童を対象に「仲間と楽しみながら体感的に月食の仕組みを理解できるアプリ」を意識し、児童が月や天文に興味を持ってもらうことを目的として開発しました。
このアプリは、太陽と地球の模型に対し、自分が月の視点に立ってタブレットを動かすことで、地球の位置を認識し地球の影のかかり方を画面上で再現することができるものになっています。
これにより、月食における月や地球の位置関係や、月の欠け具合とそれに対応した時刻などを体感的に理解できるものになりました。
実際に愛知県内の病院や科学館でのWSで本アプリを使用してもらい多くの児童が楽しみながら月を学習する様子を見ることができました。
【選定理由】
様々な機能により、月食を多面的に学習することができる。端末を月に見立てる体験型コンテンツとなっていて面白い。
発表する赤尾さん |
【受賞者のコメント】
私たちの作品と活動を賞という形で評価して頂けたことを嬉しく思います。この経験を今後の研究に活かして、さらに成長 していきたいと思います。
(情報科学研究科メディア科学専攻修士1年 赤尾 恵里)