工学部・橋本研究室が4大学合同の研究合宿で研究成果を発表
慶應義塾、中部、富山県立大学の学生と活発に議論交わす

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研究発表の様子

 情報科学研究科の橋本研究室の有志学生が主体となり、夏休みの期間を利用して、慶應義塾大学、中部大学、富山県立大学と合計4大学(4研究室)による合同研究合宿イベントを、本学の青木湖セミナーハウスにて開催しました。これまで、人工知能高等研究所の交流を基盤として橋本研究室が自主的に行っていたいくつかの研究室との研究交流を発展させ、4大学にまたがる大きな連携企画として実施したものです。

 4つの研究室から、同じ分野で研究を推進中の、総勢56名の学生が参加しました。口頭発表や、ポスター発表など、学会形式での白熱した議論が行われ、また自然環境でのリクレーションイベントも併催し、親交をあたためました。

 運営に当たっては、各大学から担当学生が10名程度集まって実行委員会を結成し、半年前から準備を進めてきました。今回は中京大学が主担当となったため、有賀治樹さん(情報科学研究科修士1年)が実行委員長として采配に腕をふるい、他大学のメンバーとともに研究発表やレクレーションなどを企画しました。

■学生中心に企画・運営

 研究発表では、ポスターを使った発表とスライドを使った発表に分かれて、研究成果の発表を行いました。同じ研究分野の学生が集まっていることもあり、学会のように議論も熱を帯び、活発な発表会となりました。モチベーションが高く、自分とは違う視点を持つ学生からの意見は、互いに良い刺激になったと思います。

 いくつかのグループに分かれてカヌーやそば打ちなどの体験を通じて、他大学の学生と交流を深めるイベントも企画しました。各大学の紹介や自作した動画の上映会などを行う懇親会もあり、とても盛り上がりました。

 4大学での連携企画・運営にあたっては、様々な意見が出るので嬉しい反面、集約に時間がかかり、思うように計画が立てられず苦労しました。しかし、私たち学生が中心となって連携企画を運営することによって、有意義な時間にできたのではないかと思います。

 同じ研究分野で日々研究に取り組んでいる他大学の学生と意見交換をする場を持ち、たいへん良い刺激を受けました。これで終わりにすることなく、引き続き情報を交換していけるよう、今後も連絡をとっていきたいと考えています。今回の試みが、次の新たな連携のきっかけになると嬉しいです。また、来年、再来年も、こうした交流会が続いていって欲しいと思います。

(情報科学研究科 修士1年 有賀治樹)

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2014/09/26

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