永瀬誠信さん(情報科学研究科修士課程2年)が電子情報通信学会東海支部学生研究奨励賞を受賞
「ばら積みビンピッキングシステムのためのロボットビジョンシステム」を提案

 大学院情報科学研究科修士課程2年の永瀬誠信さん(橋本研究室、指導教員:橋本学教授)が、6月5日に電子情報通信学会東海支部学生研究奨励賞を受賞しました。

 同賞は、最先端の情報通信技術に関する研究において特に優秀な成果をあげた学生に贈られるものであり、今年度は電子情報通信学会東海支部所属の学生会員の中から、専門家による厳正な審査を経て23人(高専/学部3人、修士16人、博士4人)が選ばれました。

●ばら積みビンピッキングシステムのためのロボットビジョンシステムを提案
 情報科学研究科修士課程2年 永瀬 誠信

情報科学研究科の永瀬誠信さん 

 私が開発した技術は、ばら積みされた対象物の位置姿勢を確実に認識する技術であり、工場などの生産ラインの自動化のためにたいへん重要な技術です。本研究では、CADモデル等の物体モデルから、認識に有効な独自性の高い部分を自動的に抽出する新手法を開発し、抽出したごく少数の特徴量のみを物体認識に用いることによって、認識成功率98.2%、処理時間0.40秒という実用的な性能を達成しました。

 この研究成果は昨年、学術論文誌に採録されましたが、今回さらに大学や企業の専門家の方々に認めていただき、非常に嬉しく思っています。今後もこの研究を続けてさらに完成度を高め、次の論文投稿や国際会議での発表に向けて、さらに努力していきたいと思います。

●指導教員の橋本学教授のコメント
 東海地区のすべての大学の中から、わずか16名しか選出されない賞をいただけたことに驚いています。永瀬さんの研究は、最近、世界的に着目されている3次元ロボット視覚に関するものであり、各国で技術開発競争が激化している分野です。本研究でも、独創的なアイデアだけでなく、海外の関連技術との性能評価を通して、確実に優れた性能を持つことを実証できるかどうかが成功の鍵となっていました。

 今回の受賞は、永瀬さんが地道に膨大な実験を繰り返して優位性を証明した、ライバル技術に対する真摯で、しかしある意味では攻撃的な研究の成果が実ったものと考えています。

2014/06/10

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