社会福祉士課程の4年45人が豊田市社協で実習し、研究発表
都市部の事業参加者の固定化、山間部のボランティア減少を踏まえ提案・提言

豊田市社協職員に提案をする現代社会学部4年生
豊田市社協職員に提案をする現代社会学部4年生

 

 私たち社会福祉士課程で学ぶ現代社会学部4年生は、社会福祉士国家試験の受験資格を取得する際に必要となる社会福祉士実習を8日間、豊田市社会福祉士協議会で行いました。実習を通して、実習生計45名は12組の班編成を組み、12月17日に学生ら自身が豊田の地域特性を踏まえ、提案・提言を盛り込む形で報告を発表しました。

 豊田市は地理的に都市部と山間部に分かれています。報告会では地域特性を課題に取上げました。都市部で事業の参加者が固定化されていること、山間部のボランティアが減少しているという点です。特に同協議会の介護予防事業である「ふれあいサロン」に関しては、高齢者だけでなく、学生や住民、ボランティアなど幅広い年代の参加を促し、事業の開放と活性化を提案しました。

 

《提案・提言の内容》
 ・畑でサロン~男の人にも生きがいを~
 ・過程に埋もれる男性へ~男性はなぜ外に出ないのか~
 ・下山地区における縦のつながりを求めて
 ・高齢者と子供をつなぐサロン~地域に世代間をつくりだす~
 ・パスまちサロンを広めよう!~最後の一人まで守ることができるのか?~
 ・住民のつくりあげるふれあいサロン~提案とメリット・デメリット~
 ・サロンの環境づくり~弱みを強みに~
 ・知らない人を作らない地域づくり
 ・ふれあいサービスの現状~情報共有がボランティアを救う~
 ・会食サービス可能性を広げる
 ・楽しいを育てる~段階的に学びを深める福祉実践教室~

 

 実習担当職員のフィードバックで教えて頂いたことは主に2つです。取上げる「課題」は、解決の可能性が十分にある事項と、非常に困難な事項を明確にしてから提案をすること、社会福祉の多様な考え方は、福祉の現場に限らず、社会全体で必要になるということです。

 福祉というと、高齢者や障害者を連想してしまいがちです。しかし福祉とは全ての人がその人らしく暮らしていくために必要なものです。そのことを深く理解し、利用者を最適なサービスに結び付けることが社会福祉士の役割であることを再確認しました。
 
 私たちは、これから福祉の現場に進み、専門職としてさらなる経験を積んでいく者と、新たな職種を選び0からスタートする者に分かれます。相手の話をよく聴き、相手の立場で物事を考える社会福祉の多角的視点は、必ず社会でも生かされると信じています。

(現代社会学部4年 篠田 真由美)

全体の集合写真~報告会終了後~
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