中部地区8大学42グループが「中部経済学インターゼミ」に参加
本学からは経済学部6ゼミ10グループが研究発表

 「第6回中部経済学インターゼミ」(会場:名古屋学院大学)が11月30日に行われ、中京大学経済学部の山田ゼミ、近藤ゼミ、内田ゼミ、増田ゼミ、風神ゼミ、英ゼミの6ゼミ10グループが参加しました。

 中部圏の複数の経済関連学部の学生の交流を目的に、本学のほか、名古屋大学、名古屋市立大学、富山大学、愛知教育大学、南山大学、愛知大学、名古屋学院大学の8大学42グループが、45分の持ち時間でそれぞれの研究成果を発表しました。

 「地域経済」、「教育と環境」、「メディアとライフスタイル」などのテーマごと8つの発表会場に分かれ、各グループの発表後、それぞれ質疑応答の時間が設けられ、活発に議論しました。また、他大学の教員からのアドバイスもありました。


●近藤ゼミの研究テーマは「公共経済」と「交通経済」 

 近藤ゼミは2グループに分かれ、「リニア新幹線の東海地域の影響について」と「消費税の増税によるスクールライフの圧迫」について発表しました。私は前者のグループで、リニア新幹線の開通(2027年に東京―名古屋間、2045年には東京―大阪間に延伸)にともなって生じてくる名古屋駅の最深地下開発や、JRに名鉄・近鉄・地下鉄を加えた総合鉄道駅構想、中津川付近に予定される岐阜県駅の乗り換えの不便性の問題をとりあげて、東海地方の地域経済にこの巨大プロジェクトがどのような影響を与えるのかを分析しました。またリニア新幹線の認知度や期待度を調査するアンケートを学生、社会人それぞれに実施し、各世代が経済効果の面でリニア建設の経済効果に高い期待を持つ一方で、県内居住者と県外居住者では予想外に温度差があることを明らかにしました。県内居住者はリニアの駅が名古屋にあることで、乗り換えが便利だということもあり利用したいという方が多かったのですが、県外居住者の多くはリニアの駅から距離が離れてしまい、東海道新幹線を利用し続けるだろうという意見が多く存在しました。

 現状では断片的な情報しかないリニア新幹線についての資料調査はとても大変でしたが、グループで意見を出し合い協力して行ったことで、1人で取り組んでいてはとうてい望めない水準の発表に何とかこぎつけることができました。1つのことについて深く正確な知識を身につけることの苦労と、研究成果をアピールする上での話し方や見やすいスライドにする難しさを今回特に実感しました。一連の充実した経験は大学時代の良い思い出になるとともに、社会人になった後でも必ず生きてくると思います。インターゼミに参加して、大変勉強になりました。

(経済学部 3年 堀 和也)

 

◇中京大学ゼミ研究テーマ  
山田ゼミ ・ゆるキャラの実態 
  ・インターネットショッピング~Amazonと楽天から見た現状~
近藤ゼミ ・消費税の増税によるスクールライフの圧迫
  ・リニアモーターカーの開通による各地域の経済効果
内田ゼミ  ・宗教団体の環境活動
増田ゼミ   ・新聞は今後どうなるのか
  ・日本の小売業界
  ・LCC
風神ゼミ 

・奨学金問題

英ゼミ

・世界幸福度指数

     













中部経済学インターゼミ2013 プログラム
http://www.ceis.jp/

 

山田ゼミ       近藤ゼミ

山田ゼミ

 

 

近藤ゼミ

 

増田ゼミ

  

 

風神ゼミ
増田ゼミ   風神ゼミ

  

 

 

 

2013/12/18

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