情報科学研究科修士課程1年の植田将基さんらがMVE賞
「快適な飲酒を支援するコースター型飲酒検知デバイスの開発」

Androidアプリケーション(左)とコースター型デバイス
Androidアプリケーション(左)とコースター型デバイス

 情報科学研究科修士課程1年の植田将基さんらのチームが、マルチメディア・仮想環境基礎(MVE)研究会(東京工業大学、5月14・5日)で、が2012年度第1回MVE賞を受賞しました。講演タイトル:「快適な飲酒を支援するコースター型飲酒検知デバイスの開発」。新規性とその独特の着眼点が高評価を得た。

 受賞チームのメンバーは植田さんのほか、本学の人工知能高等研究所研究員・久原政彦さん、情報理工学部・伊藤誠教授、遠藤守准教授、山田雅之教授、宮崎慎也教授の計6人。

 同研究会は電子情報通信学会主催で、今回の議題は「エンタテインメントのためのメディアとリアリティ」でした。

 

■受賞講演タイトル「快適な飲酒を支援するコースター型飲酒検知デバイス」

 今日では飲酒はとても日常的に行われています。そして、適切な量の飲酒には精神的ストレスの解消や抑圧からの解放のほか、身体的健康を維持する効果などがあることがわかっています。しかし、飲み過ぎてしまうと身体を壊してしまったり、抑制が利かなくなり人や物を傷つけてしまうといったことが問題となっています。

 私が開発したコースター型飲酒検知デバイスは、利用者にお酒の飲み過ぎを知らせることができます。飲み過ぎを知らせる方法にはフルカラーLEDを用いることで、お酒を飲むと顔が赤くなるようにコースターの色が赤くなっていくような表示の工夫をしました。また、本デバイスと連携して飲酒量だけでなく飲酒ペースのような飲酒の状況を蓄積し提示することができるAndroidアプリケーションを開発しました。これらによって適切な飲酒を提供していくことで、どんな人にとっても飲酒が快適で楽しいものになれば良いと私たちは考えています。

(情報科学研究科修士課程1年・植田 将基)



左から山田教授、植田さん、宮崎教授、伊藤教授

左から山田教授、植田さん、宮崎教授、伊藤教授

2012/10/22

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