青木教授、松原助教、輿水教授(工学部・人工知能高等研究所) トヨタ自動車とともに精密工学会「グランド小田原賞」を受賞
工学部・人工知能高等研究所の青木公也教授、松原琢磨助教、輿水大和教授とトヨタ自動車との共同研究が、(公益社団法人)精密工学会画像応用技術専門委員会IAIP創立30周年記念事業の一環で特別顕彰として創設された「グランド小田原賞」に、 『周辺視と固視微動に学ぶ【傷の気付き】アルゴリズム』(2012年小田原賞論文) 青木公也、舟橋琢磨、輿水大和(中京大学)、三和田靖彦(トヨタ自動車(株))が選定された。
同専門委員会IAIPが1995年に創設した小田原賞の受賞論文(総数22論文)の中から、歴代のIAIP委員長、歴代のViEW実行委員長、現在の運営委員の審査投票によって選定され「グランド小田原賞」として顕彰された。この学術分野で最高位の顕彰の一つに位置づけられる。
この受賞論文は、いま注目を集めている人工知能・深層学習(ディープラーニング)にも通じる万能検査初期視覚原理を提案するものとして、高い注目度がある。本受賞は、これまでの2016年度精密工学会技術受賞、2016年度画像センシング技術研究会高木賞などの受賞に続くもの。共同研究のトヨタ自動車関係者は「中京大学との共同研究がこのような栄誉を受け嬉しく思います。現場での積年の技術課題解決に大きな力にしていきたい」と語った。
グランド小田原賞の贈賞式は、12月8日(金)、パシフィコ横浜にて開催されたViEW2017(ビジョン技術の実利用ワークショップ)の式典で行われた。写真は、授賞式の様子、受賞の賞状、受賞トロフィーおよび贈呈された副賞。