経営学部・向日教授が経営情報学会2016年度論文賞を受賞
経営情報学会の2016年秋季全国研究発表大会が、9月15日、16日に立命館大学大阪いばらきキャンパスで開催され、経営学部の向日恒喜教授が同学会2016年度論文賞を受賞した。論文賞は同学会誌に掲載された1年間の論文から選出される。
受賞した論文のタイトルは、「組織内自尊感情と知識提供動機が知識提供行動に与える影響」。この論文では、組織内での自己価値の認識である組織内自尊感情が、知識提供動機と知識提供行動に与える影響を中心に検討している。企業従業員から得られたアンケート・データを分析した結果、内発的知識提供動機が知識提供行動を促進している一方で、外発的知識提供動機は知識提供行動を抑制していること、そして組織内自尊感情が内発的知識提供動機を高めていることなどが明らかにされた。
向日教授は「論文賞の受賞に至りましたことを大変光栄に思います。企業の知的生産性の向上のためには、従業員の内発的動機を引き出すことが重要であると感じています。今回の受賞を励みに、企業の知的生産性の向上、そして従業員の内発的動機の促進に貢献できるよう、さらに研究に取り組んでいきたいと思わされています」と話している。
経営情報学会の木嶋恭一会長と受賞した向日教授(=右) |