工学部・加納政芳教授が日本知能情報ファジィ学会2016年度著述賞を受賞

 日本知能情報ファジィ学会主催の第32回ファジィシステムシンポジウムが、8月31日~9月2日、佐賀大学で開催され、工学部機械システム工学科の加納政芳教授が同学会2016年度著述賞を受賞した。著述賞は、学会の関連する学問・技術においてその発展に貢献すると認められる著作物(一般書籍、雑誌の解説記事など)の著者に贈呈される。

0908加納先生.jpgのサムネール画像
受賞した加納教授


 受賞したのは、加納教授らによる解説記事「教育現場で活用されるロボットの研究動向」。「知能と情報」(日本知能情報ファジィ学会誌)の26巻1号(2014年2月発刊)に掲載された。教育支援ロボットの中でも特に人同士が話し合いながら学ぶ協調学習で活用されるパートナー型ロボットの行動と、そのロボットが及ぼす学習効果について研究事例を踏まえながら解説しており、高く評価された。

 加納教授は「このような栄誉ある賞を受賞でき、たいへん光栄に思います。現存するロボット関連の技術をさらに発展させるためには、具体的な状況においてロボットが人と関わり合うための必要な行動や機能を評価することが重要であると考えています。この見解をまとめた本稿が著述賞として認められたことは、教育支援ロボットの研究分野においても価値あることと思います。これを糧により高い研究成果を目指していきたいと思います」と話している。

 日本知能情報ファジィ学会では,過去2年の間に発刊された本学会誌を含む各種雑誌の解説記事および一般書籍の中から特に優れたものに対して著述賞の表彰を行っている。

 

 0908加納先生2-a.jpg

共著者の名古屋大学ジメネスフェリックス助教(=左)と

日本知能情報ファジィ学会会長・萩原将文慶應義塾大学教授(=中央)

2016/09/08

  • 記事を共有