工学部メディア工学科・井藤助教の作品
埼玉県主催の映像作品コンペティションMEC Award 2015に入選

201503-1.jpg 
 井藤 雄一助教

 埼玉県主催の公募展MEC Award(メックアワード)2015において工学部メディア工学科の井藤雄一助教が入選しました。MEC Awardは映像分野における新しい才能の発掘と制作支援を目的としてSKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ映像ミュージアムにおいて2012年よりスタートした公募展です。2015年は64作品の応募があり、その中から5作品が入選しました。作品は3月29日まで展示されています。

■作品名「Don't flatten. part 5」
 
この作品はメディア情報や技術を誤用する表現手法を用いて制作した作品である。撮影した映像データを再生する際に意図的にエラーを発生させ制作に利用している。エラーを表現として誤用することによって、現代社会のエラー(間違い)にアプローチできると考えている。普段、只の間違いで片付けられてしまうものをポジティブに利用して、社会に存在している誤りの本質について、メディア情報や技術を用いて深く考えてみる作品である。タイトルは、物事を平らに見ないで深く考えることを示唆している。実際の展示会場ではその名の通り平らな面には投映せず、少し曲がった壁に投映することによってインスタレーション作品として展示している。

201503.jpg

写真提供:SKIPシティ 映像ミュージアム

【受賞コメント、今後の抱負・見込み】
 
学生の頃から継続しているメディア情報や技術を誤用する表現手法の研究成果を一つの作品として認めてもらうことができ、大変嬉しく思っております。今後も、現在のメディア情報や技術の普段とは異なる使用法や視点について考えてみることで、工学部だからこそ出来るこれまでに なかった表現手法や映像技術の開発に取り組んでいきます。

※MEC Award 2015  http://www.skipcity.jp/mec2015/
※作品映像 https://youtu.be/Lx4g0OzdeZU

2015/03/24

  • 記事を共有