スポーツ科学部/スポーツを国際的な視点で考える

20260625-20260625-IMG_9806.jpg

 スポーツ科学部開講科目「スポーツ教育学(担当:後藤晃伸教授)」で6月25日、グローバルにアンチ・ドーピングを推進している山本真由美さんが特別講師として学生約100人に向けて講演しました。山本さんは"すべてのアスリートが、ドーピングのないスポーツ環境に参加することができる世界"という世界アンチ・ドーピング機構(WADA)の理念を紹介。ドーピングは、スポーツの精神に根本的に反するものであり、クリーンでフェアな環境を担保すること、そしてそれは未来スポーツ、社会の在り方にもつながっていると強調しました。学生たちは山本さんの熱い思いを受けながら、時にはうなずきつつ、熱心にメモを取る様子が見られました。

20260625-DSC04603.jpg
 WADAの理念を伝える山本さん

 グループワークでは、スポーツの価値について学生同士で考えを発表する場面がありました。学生は、アスリートの健康、スポーツのマーケティング、競技大会での集客やスポンサー、オリンピック・パラリンピックの価値など様々な視点から、ドーピングが与える中長期的な影響とスポーツの未来についての考えを発表しました。

20260625-20260625-IMG_9824.jpg 20260625-20260625-IMG_9831.jpg
 グループワークの様子

 山本さんは、学生の発表から「スポーツには、規定されたルールと規定されていないルールがあります。スポーツは、社会やスポーツの状況に応じながらルールが変わっていくこともあります。その場合には、公平性・健康・アスリートの権利の観点、若者や社会への影響を考えることが重要であり、それがスポーツの価値を支えています」と伝えました。

 受講した学生は「スポーツの価値について、様々な視点で考えることができました。非常に繊細なテーマで答えを出すことが難しい部分もありました」と振り返りました。

 講演後、山本さんは「教員を目指す学生さんが多く聴講しているということで、スポーツの価値について考えを深め、教員や指導者という立場になってからも今回お話した内容を少しでも認識してもらえると嬉しい」と話しました。

写真:三上祐輝(現代社会学部2年)

2026/07/03

  • 記事を共有