11/19(水)放送 NHK 教養教育研究院/風間孝教授
11月19日(水)
NHK
教養教育研究院
風間孝教授
甲府市の市議会議員が、SNSで台湾出身の芥川賞作家についてトランスジェンダーだと投稿した件について、風間孝教授は「SNSは一度書いてしまったら不特定多数が目にするメディア。どのように拡散して情報が残されていくかわからない。その情報がずっと残る危険性があるので、市民の人権を尊重する立場にいる公職者は、自分の発信するメッセージがほかの人の人権や生き方を否定するようなものになっていないか、確認したうえで利用すべきだ」と指摘しました。
そして、市議会の政治倫理審査会が「基準に反する」としたことは評価し、甲府市議会に対して、「今回の出来事を通じて、市民のなかには性的マイノリティーの人権を軽く扱ってもいいと思った人がいるかもしれません。性的マイノリティーの人権を尊重する取り組みを、市議会としても行っていく必要があると思う」と話しました。