豊田市消防団学生機能別団員 「第54回消火競技会」団体の部で準優勝

 中京大学の豊田市消防団学生機能別団員は、10月30日、豊田市の川端公園サッカー場で行われた「第54回消火競技会」(豊田市防火危険物安全協会主催)団体の部で準優勝に輝いた。

 同大会では、男子個人の部、女子個人の部、団体の部に分かれてそれぞれ初期消火活動の技術を競う。火災に備えて初期消火要領を習得するとともに、消火技術の向上、災害防止の知識・技術を深めて、火災予防をはじめとする防災意識の高揚を図ることを目的に開催されている。

 個人の部は男子111人、女子21人、団体の部は3人編成で14チーム42人が出場。中京大学からは参加メンバーのうち団体2チーム、個人5人の11人が本番に挑んだ。競技はドラム缶を転がして移動させたり、的に向けて放水したり、また人(負傷者)を担架で搬送するものなどがあり、予選を突破したチームが決勝に臨むことができた。

 

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 今回の競技会で中京大学リーダーを務めた石川雄大さん(スポーツ科学部4年)は準優勝メンバーの一人。大会前には競技会のコースを自分たちで作り、アンケートで多くのメンバーが集まれる日に練習したという。「企業の人たちがすごく速く、予選が突破できれば良いと思っていたので、準優勝できたことは奇跡だと思いました。とてもうれしかったです」と喜びを語った。

 

豊田市消防団学生機能別団員は、災害時に学校が避難所となる際、その運営や、学内で災害の対応を行う。普段は技術訓練や屋内消火栓を使って訓練しており、豊田市消防団には豊田キャンパスから50人ほどの学生が学生機能別団員として入団している。将来消防士を目指す学生の参加も多く、来年豊田市消防本部の内定を獲得した学生もいるという。2016年に本学豊田キャンパスの学生が豊田市消防団に入団し、その後豊田市内の他大学の学生も入団して学生機能別団員として活動している。

 なお、名古屋キャンパスの学生で希望者は名古屋市大学生消防団に参加しており、両キャンパスで積極的に学生が活動している。

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2019/11/18

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